LE GARDE MANGER –鴨のコンフィがうまい。 N° 420 1998-07-15 フランス、特に南西部やスカンジナビアのおいしいものを集めた食料品店であるこの店は、外からだと分かりにくいが、奥にひっそりとテーブルが並ぶこじんまりとしたレストランでもある。メニューにはスモークサーモンや鴨のテリーヌと、店に並ぶ材料が使われたものや、肉や魚の温かい料理もあっておいしそう。 連れてきてくれた友人は、ペリゴールとアルザス地方のフォワグラ盛り合わせを取った。フォワグラが大好物でよく食べるという友人もこれには大満足だ。私の取ったサーモンのサラダは、繊細だがしっかりした味。主菜には、友人は本日のお薦め「子羊のプロヴァンス風」、私は「鴨のコンフィ」。羊の肉の柔らかさにウットリしながら、つけ合わせのさやいんげんやトマトの調理具合に感心する友人。私の鴨はというと、表面はカリッとしていて中はしっとり。つけ合わせのジャガイモも軽くて歯触りがいい。今まで食べた鴨のコンフィで一番おいしかったような気がする。 セットメニューはなく、前菜は50Fから、主菜は72Fから。25Fのグラスワインもある。「いい物がちょっと食べたい」という時にはとっておきの店だ。残念ながら、夜は人気のない官庁街なので、ディナーはやっていない。でも食料品店の営業時間10h~20h のうち、12h~17h30 はノンストップで食事できるのがうれしい。席数が少ないのでお昼の込み合う時間は予約が必要。わざと時間をずらしてゆっくり食事をし、お土産にワインを買って帰るというのもいいだろう。 (仙) *51 rue de Bourgogne 7e 01.4550.2393 日休 Share on : Recommandé:おすすめ記事 Le Petit Sommelier – ワインの殿堂で、たまの贅沢を叶えよう。 創業1904年。レ・アールがパリの胃袋と呼ばれていた頃から、パリジャンに親しまれるビストロ。 ティエリー・マルクスの名を冠した「ブイヨン」へ。|Le Bouillon du Coq ペリグー、歴史と美食の休日。〈その2:グルメ編〉 ペリグー、歴史と美食の休日。〈その1:歴史散策編〉 レユニオン料理でバカンス気分を先取り。|Aux Petits Chandeliers