2018年12月、「共和国」の広場にて。

「我々こそが、共和国」と書かれた黄色いベストを着た人。

 12月、土曜の午後。レピュブリック広場で「黄色いベスト」と「緑のベスト」が合流した。緑のベストを着て「気候のための行進」をする人たちと、車中心の生活ゆえに燃料税の引上げに反対する人たち。ふたつのグループの要求は、相反するかに見えていたけれど、「公正な課税方法にすれば、気候変動を抑えることができる」という呼びかけのもとに、ひとつの運動になった。その人たちと広場で話しているとバーンと音がして、小雨のなかを煙が広がり、催涙ガスで喉や目がチカチカした。広場から遠ざかっても議論は続き、また戻って話しを続けた。

 昨晩マクロン大統領はこの運動の鎮静を図るための措置を発表したものの、火はすぐには鎮まりそうにもない。世論調査では、6割以上が依然運動を支持している。それは飛び火して、きょうも約450校の高校・大学で、抗議活動が続けられている。

 すっかり黄色一色のメディアだけれど、今年も、いろいろなことがあった。5月は大学制度改正に異議を唱える大学生の運動と国鉄のストが重なり、50年前の5月革命を彷彿とさせた。7月はサッカーW杯でフランスチームが優勝して、国が狂乱に包まれた。今年最後のオヴニーは、町で出会った人たちに聞いた《今年一番印象に残ったこと》です。(美)

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