Q:まず、なぜパリへ?
山:もともとフランス料理をやっていたので。
Q:東京で?
山:いや、大阪です。
Q:なぜフランス料理を?
山:うーん、わからない(笑)。まあ料理が好きだったので。
Q:お生まれも大阪ですか?
山:そうです。
Q:あまりアクセントがない。
山:ああ、そうですね。その後に九州、福岡にいたんです。
Q:博多?
山:はい。ただ久留米の方が長かったです。
Q:それはフランス料理のお店ですか?
山:いや、こちらはイタリア料理です。
Q:やっぱり外国のお料理が良かった?
山:そうですね、和食にはあまり興味がなかったです、当時は。
Q:料理の学校へまずいかれたんですか?
山:行っていないです。
Q:学校に行っていない人というのはどうやってお店に雇ってもらうんですか?
山:当時はそんなに厳しくなかったです。まあ今でこそみんな学校へ行きますが、ぼくらの時代にはそんなことはなかった。
Q:1990年代の話?
山:僕が18才ぐらいの話です。
Q:すると高校を卒業して料理人を目指した?
山:そうですね。
Q:高校は普通科?
山:はい。
Q:すると包丁の使い方なんてのはどこで覚えたんですか?
山:仕事をしながらです。
Q:いきなり料理の世界に飛び込んだ、ということですね?
山:まあアルバイトとかで飲食店で働くじゃないですか。食べることがもちろん好きだし、まあやってみたいなと思いますよね、やっぱり。
Q:アルバイトは高校時代にということですか?
山:色々ありました、カフェから。
Q:カフェ(笑)。そうか、昭和47年生まれということは、1972年だから大阪万博の2年後。
山:万博には行ってないです(笑)。
Q:その時代にカフェなんかありました?
山:いや、そんなになかったです。大阪でも始まったばかりだったと思います。
Q:ただまだバブルだったから景気はよかったでしょうね。
山:多分、そんな感じだったと思います。
Q:で、カフェではものを作るのではなく、サービスの方ですか?
山:いえいえ、料理を作っていました。
Q:フレンチ?
山:ですね。でも僕はそれほどこだわりはないんです。うちの料理もイタリア料理をやりながらフランス料理もベースにあって、ちょっと和食のようなものもやりつつ。
Faggio Osteria
Adresse : 75 rue de Rochechouart, 75009 ParisTEL : 01.4036.0622
アクセス : M° Anvers, Barbès - Rochechouart
12h-14h30 / 19h-22h30 火水休み