Maison natale de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴーの志を今日に伝える。
ユゴーは1802年2月26日にこの建物の2階で生まれた。下階は薬屋だった。軍人の父と引っ越したため、ここには6週間しか住まなかった。パリやユゴーが亡命生活を送った英仏海峡にあるガーンジー島に「ユゴーの家」があるので、ここは絵画などの作品は置かず、もっぱらユゴーの社会的な面に光を当てた。ユゴーは死刑制度廃止を訴え、貧困との闘い、子どもの権利、表現の自由、文化財の保護を主張した。ユニセフ、アムネスティなど、それぞれのテーマで活動するNGOや国際機関の協力を得て、ユゴーのテーマを現代に結び付け、その闘いが今も続いていることを見せている。1月27日までは文化財保護をテーマにした特別展を開催している。