パリ市は昨年にひきつづき、パリ・バゲットコンクールの審査員を一般から募集する。パリ市内のパン職人が審査日の朝に出品したものを、審査員団が午後味わい、受賞者を決める。このコンクールで大賞に輝けば、賞金4000ユーロと、エリゼ宮に1年間パンを納品することになる。審査員になる条件は、パリ在住者で、審査会(2019年4月17日、13時45から19時)に参加できる人。
希望者は、4月8日正午までにネットから応募。4月4日には、応募者のなかから抽選で6人の一般審査員が選ばれる。審査員になると、グラン・パリ・パン職人組合やフランス手工芸会議所の責任者のほか、2018年度にグランプリに輝いたマフムッド・エムセディ氏らと審査にあたることになる。
バゲットの長さは55cm〜70cm、重さは250gから300g、1キロの小麦粉につき18gの塩を含むなどの基準をクリアしなくてはならない。審査基準は、焼け具合、味、皮、香り、見た目の5つとなる。