北フランス、ダンケルク都市圏でも、週末コンフィヌマン(自宅待機)措置がとられることになった。ヴェラン保健相が明らかにした。ニース、カンヌなど、アルプ・マリティーム県の海沿いの町でも今週末から同様の措置をとることが発表されている。
ダンケルク都市圏ではこの一週間で10万人中901人が新規感染。ダンケルクの病院では蘇生室のベット12床がすべて埋まっており、2月頭から86人の患者が同地域圏の他の病院へと搬送されている。オ・ド・フランス地域圏全体では蘇生ベッドが700床あるが、いっぱいになるのは時間の問題で、今後はダンケルク都市圏から別の地域圏への患者搬送の必要が生じる可能性がある。
事態をうけてヴェラン保健相は2月24日、現地に赴き地元関係者らと話し合いの上、少なくとも明日2/26(金)18h〜3/1(月)06hまでと、その次の週末の自宅待機を決めた。約25万人が自宅待機することになる。食料品以外の商店は閉業を余儀なくされる。
パリ市では、ビュシ通りとコントルスカルプ広場でのアルコール消費が禁止となったが、ノール県全体でアルコール飲料の販売と、消費両方が禁止となる。