ビールを飲みに行こうという友人についていくと、そこはセーヌ河岸に停泊している大きな船でした。船腹にはCROUS (地方学生支援センター)のロゴ。クルッス?!昔、学食のお世話になりました。セルフサービスのトレーに、ちょっとでも盛りのいい前菜の皿を選んでのせ、主菜と付け合わせを大きなおたまでバーンとよそってもらう。時にお代わりが欲しくて、rabという表現を習ったのも、クルッスの学食でした。
学食も時代とともに進化します。6区マビヨンの学食の建物内にはコワーキングスペースなどもあるし、今流行りのフードトラック学食だってあります。この13区の学食船La Barge du Crous de Parisの甲板には黄色いデッキチェアが並び、グラスのなかのビールが夕陽に輝いている!サッカーW杯の観戦プログラムが書かれた黒板が置いてあったりもする。
急に最近の学食のご飯がどんなものか気になってきて、翌日の昼どきに学食船に行ってみると…若者のなかに、老夫婦や家族連れなどが紛れ込み、川面を行き交う大小の船を眺めながら食事を楽しんでいます。学生は3.25ユーロで前菜・メイン・デザート。同じものが学生じゃない人は7.5ユーロ、ビールは4ユーロでした。Wifiとしょうゆ1ℓ瓶がある、これも数十年前とは大きな違いです。(六)

13区、Port de la Gare は、F.ミッテラン国立図書館の近く。
Pont de Tolbiac から川岸に降りるのが近い。

昼どき。多くの人が学食船Barge de la CROUS号に向かいます。対岸の先には経済省の建物。
学食のお隣の赤い船はBatofar。

昼食を終えた人たちは、岸のテラスでくつろいでいる。
今どきの学生って、なんてラッキーなんだ!

学生は3.25€。一般は7.5€。2016-17の料金のまま。他の学食と違って、一般に開かれている。

トレーに食べたい分をのせ、レジへ。10枚つづりの食券はもう存在しません。
学生証をレジで見せてそのままお会計してもらう。

メイン。肉の焼き方は選べませんが、アポワン(ミディアム)。

ワールドカップの観戦プログラム。

120席ある広い食堂。学食は昼のみ。

RU la Barge du Crous de Paris
Adresse : Port de la Gare, Quai François Mauriac, 75013 Paris , Franceアクセス : Quai de la Gare / Bibliothèque François-Mitterand
