晩秋になるとキクイモtopinambourが出回る。健康にもよく独特の味わいだし、どんどん利用したい。2月に、かき揚げやチップスを紹介したがもう二品。
最初は大好評の豚肉の三枚肉との炒め合わせ(写真右)。まず豚肉を薄くスライスして、しょう油と酒少々に30分ほどつけておく。おろしショウガとコショウ少々も加えたい。キクイモは皮をむいてから7ミリの厚さに輪切り。フライパンにごま油をとり、中火でキクイモを炒めていき、軽く焼き色がついたら塩、コショウ。豚肉を加え (たれは加えない)、火が通ったらでき上り。シャキッとした歯ざわりのキクイモのおいしいこと!
次は煮しめ(写真左)。まずだしを作るのだが、キクイモの甘みを大切にしたいので、砂糖は控えめ。ニンジン、タケノコ、水でもどしたシイタケ、あげを好みの形に切ってだしで煮ていく。その間にサヤインゲンをさっと塩ゆで。キクイモは皮をむいて切り分け、歯ざわりが残るようにゆでておく。ニンジンが柔らかくなったら、サヤインゲンとキクイモを混ぜ入れて冷ます。半日ほど置いてから味わいたい。アルティショーを思わせるキクイモのうまさ、正月の一品にもおすすめです。(真)