戌年第1号ですから、犬の話、させてください。そんじょそこらの犬ではありません。昨年「フランス英雄犬」に輝き、パリ市庁舎でのセレモニーでメダルを授与されたニキオスくん。キュリー研究所のイザベル・フロマンタン医師率いる、犬による乳がん探知研究プロジェクト「Kdog」のホープで、探知率100%を誇る、賢いベルジアン・マリノワ種のお犬であります。
検診はシンプルです。被験者は研究室が用意した布を乳房にあてて一晩おき、その布を研究所に送れば、乳がんの匂いを記憶しているニキオスくんが、匂いの有無を教えてくれます。手軽さゆえに、身体が不自由な人や、途上国での検診が進み、ガンの早期発見につながるとドクター・フロマンタンのチームは期待しています。
他国でも同様の研究が進められていますが、2011年にスタートしたKdogは、8万ユーロの募金で運営される市民プロジェクト。この春から3年間続く臨床試験では、ボランティアの女性1000人が「犬診」を受ける予定で、実用化はそれ以降。
我らがニキオスくんは、同僚のトールくん、ミルちゃんたちと、マルヌ県で日々訓練と実験に勤しみます。もちろん、休憩時間も、夏2カ月のバカンスもとりながら。(六)
ニキオスくん写真アルバム

ニキオスくんの調教師、ディディエ・ヴァランタンさん。写真:ADOCOM RP

2017年12月、Société Centrale Canin (中央愛犬家協会)から、英雄犬メダルを贈られるニキオス。警察の特別介入部隊の犬で、2015年、サンドニで殉死したディーゼル君にも、メダルが贈られました。 写真:ADOCOM RP

英雄犬メダルを授与されて誇らしげ。おめでとう!真:ADOCOM RP

Kdogプロジェクトを推めるドクター・フロマンタン。

ドクターと、ニキオス。

2017年の夏のバカンスは、マルヌ県に住む調教師ディディエさんに可愛がられながら、自然のなかで過ごしました。

今後も続くリサーチの資金援助は、サイトから。Kdogのサイトを開くと、”Je fai un don 募金します”というオレンジ色のボタンをクリック。
