7月2日（金）、パリ・オペラ座音楽監督フィリップ・ジョルダンの、任期最後となるコンサートが開催される。オペラ・バスティーユで開始され、国営ラジオFrance Musiqueが生放送する（19h30-）。
ジョルダン監督は2009年からパリ・オペラ座管弦楽団を指揮してきた。12年間の締めくくりの演目は、リスト「ファウスト交響曲」とワーグナー「パルジファル」第3幕 。選んだ理由は「パルジファルはワーグナーの最後のオペラで、彼の音楽人生と知性に捧げた遺書。また当時の音楽と断絶し、新しい境地を開きました」。2020年9月にウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任したジョルダン氏の新しい出発と、これからパリ・オペラ座がさまざまなプロジェクトを実現してゆくこととイメージが重なるという。ワーグナーは多くの音楽家から影響を得たもののリストの存在はひときわ大きく、7月2日の演目として選んだ「ファウスト交響曲」はそのいい例なのだという。
この夏はバイロイト音楽祭で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を指揮する予定で、フランスでも7月26日、フランスミュージックで聴くことができる。ウィーン国立歌劇場では来シーズン『ドン・ジョヴァンニ』『パーシファル』『ヴォツェック』『ばらの騎士』『トリスタンとイゾルデ』などの公演が予定されている。
パリ・オペラ座の後任には、8月1日、ベネズエラ出身の指揮者グスターヴォ・ドゥダメルが就任する。
19h30、15€〜110€。
コンサートには pass sanitaire 衛生パスが必要です。
Opéra Bastille
Adresse : Place de la Bastille, 75012 Paris , FranceTEL : 0 892 89 90 90
アクセス : Bastille
URL : https://www.operadeparis.fr/
入場には、pass sanitaire衛生パスが必要。
