モードの革命児・ディオールの感性を育んだ、ノルマンディーの家。

「子どもの時に住んだ家は、やさしいピンクでグレーの小石が混ざった漆喰だった。その二色こそがクチュールにあっても私の大好きな色なのです」とクリスチャン・ディオール自身が書いている。この家で過ごした時間は、彼の美的感覚を育んだ。

Musée Christian Dior – Granville

パリから真西に340km行くと、ノルマンディーの港町グランヴィルに着く。駅から浜辺の遊歩道まで歩いて、そこの岸壁に造られた小径を登ると、イギリス海峡を一望できる高い丘に出る。丘の上にひろがる庭の中央に、戦後いち早くオートクチュールのデザイナーとして活躍したクリスチャン・ディオール(1905-57)が幼少期を過ごした、淡いピンク色の家が建っている。

 

グランヴィルの高台にある、クリスチャン・ディオールが幼少期を過ごした家とその庭。現在はクリスチャン・ディオール美術館となっている。

庭から一望できるイギリス海峡。家のなかからも眺めることができる。

この町で肥料工場を営み財を成したクリスチャンの父・モーリスは、19世紀に建てられたこの家を、1905年、息子クリスチャンが生まれた数カ月後に買った。前の所有者は船主で羅針方位(les rhumbs)をタイルで床に描き、家を「Les Rhumbsリュンブの家」と呼んでいたため、今でもそう呼ばれている。

1912年のディオール氏、まさしくこの庭で撮られた写真。

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Musée Christian Dior Granville

Adresse : 1 rue d'Estouteville, 50400 Granville
TEL : 02.3361.4821
URL : www.musee-dior-granville.com

 

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