「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」アニエス・ヴァルダ、90歳で逝去。

ヴァルダ監督訃報を伝えるフランスアンフォのサイト(スクリーンショット)

「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」と呼ばれた映画監督のアニエス・ヴァルダが、3月28日から29日にかけての夜に、90歳で亡くなった。死因は癌と公表されたが、先月のベルリン映画祭では新作Varda par Agnès』を発表したばかりで、健在ぶりを見せていた。

代表作は、『5時から7時までのクレオ』(1961)、『幸福』(1965)、ベネチア映画祭金獅子賞を受賞した『冬の旅』(1985)など。“望まれた子” を産む権利を謳いあげた『歌う女・/歌わない女』(1977)など、フェミニストとしての活動も忘れ難い。昨年のカンヌ映画祭では、女性の権利を訴えるべく、80人の女性映画人とともにレッドカーペットを歩いている。

近年はデジタルビデオを片手に、遊び心と他人への共感に溢れたドキュメンタリーの快作を連打。『落ち葉拾い』(2000)、セザール最優秀ドキュメンタリー賞の『アニエスの浜辺』(2008)、50歳差のアーティストJRとの協働作品『顔たち、ところどころ』(2017)など。なお、遺作となった自身の仕事を振り返る『Varda par Agnès』causerie(おしゃべり)1と2は、アルテのサイトで5月16日まで無料で鑑賞できる(下にリンク)。

夫はジャック・ドゥミ監督(『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』など)。ヴァルダ監督はカンヌ映画祭名誉パルムドール賞(2015)、米アカデミー、オスカー名誉賞(2017)など受賞多数。(瑞)

 

●5月16日まで視聴可能な『Varda par Agnès』1&2


 

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