監督の授賞式挨拶

「映画は想像力を働かさせてくれるが、映画作家が描くのは私たちが生きている世界だ。その世界は危険な状況にあり、ネオリベラリズム的な考え方が主流になり、私たちを破局へと導きかねない。ギリシャからポルトガルまで数百万の人々が貧困に苦しんでいる…」

 「I, Daniel Blake」で第69回カンヌ映画祭パルムドールを受賞した、79歳の映画界の闘士ケン・ローチ監督の授賞式挨拶。今年は、「絶望の時期に差しかかり、極右が台頭しているが、希望をもたらさなければならない」と力強く映画の可能性を訴えた。