「このアルバム、素敵だよ!」とトランぺッターの沖至から『東京挽歌』をもらって以来、ほぼ毎日聴いている。ピアニスト、原田依幸とテナーサックス奏者、川下直広のデュオで、ジャズ、インプロヴィゼーションの今年のベストアルバムだろう。原田のセシル・テイラー風、川下のアルバート・アイラー風前衛プレイの熱気、間を大切にしたのどかで優しい旋律…二人の付かず離れずのスタンス。そしてサックスとピアノの息づかいが聞こえてきそうな録音も秀逸。ライナーノートに差し込まれたつげ忠男の漫画も音楽に溶け込んで、あっという間の34分!(真)
www.offnote.org で 2484円。