〜フランスで揃えやすい食材でつくる和風レシピー〈ふつわ〉。今回は、マッシュルームごはん〜
一年中出回っているキノコといえばマッシュルームchampignon de Parisで、キロ5ユーロ前後という手ごろな値段。ぼくらの朝市には、オワーズ県の採石場跡で栽培されたものが手に入る。そこでよく作るのがこれを炊き込んだごはん。旬のキノコにもちょっと負けない味わいがある。
まず昆布だしを用意して冷まし、しょう油を加えておく。
マッシュルームの石づきを切りとってから、さっと水洗いし、パソワールにあけて水気を切り、1センチほどの厚さに切り分ける。フライパンにヒマワリ油のようなくせのない油を大さじ1杯ほどとって中強火にかけ、マッシュルームを入れて炒める。軽く焼き色がつくくらいまで炒める方が香りがよくなるだろう。皿にでもとっておくのだが、キノコから出た汁が入らないように気をつけたい。
米をといで炊飯器にとり、いつものような水加減に昆布だしを入れ、少なくとも30分置いてから、マッシュルームを混ぜ入れる。いつものように炊いて蒸らす。せん切りにした海苔(のり)を添える。(真)
4人分:マッシュルーム300g、米400cc、昆布だし450cc前後、しょう油大さじ2杯、油、海苔適量