欧州文化遺産の日に、ステンドグラス修復のアトリエ見学へ。

9月17日、18日は「欧州文化遺産の日」でした。

年に一度、ヨーロッパ各地の文化遺産が一般開放される日。パリでは、普段は固く門を閉ざしているエリゼ宮(大統領官邸)、マティニョン館(首相官邸)などが一般開放されることで有名ですね。

パリから南西200kmに位置するサルト県の村、Neuville-sur-Sartheにあるステンドグラスの修復アトリエ、Vitrail Franceもこの日は一般開放され、アトリエの見学や修復士さんによる説明を聞くことができました。このアトリエは、パリ・シテ島のサントシャペル教会にあるパリ最古のステンドグラスを修復したことで有名。

見学日には、現在修復作業中の16世紀につくられたステンドグラスの修復過程を見せてもらいました。普段は教会の見上げるほど高い位置にある、手の届かないステンドグラスが、すぐ目の前のさわれる距離にあるというだけで、厳かな気持ちに。しかも16世紀につくられた作品!

修復士さんによると、昔は「壊れた部分を取り除いて、新しく作り直す」という修復の仕方がメインだったようですが、今では「当時の状態をいかに保存し、より当時の色や形に近づけるか」ということが修復士の使命となっているようです。そのため、昔修復した部分をごっそり取り外し、新しく修復しなおす場合もあるようです。見学中は、夏のような日差しが窓ぎわのステンドグラスに反射し、時代を超えた美しさに見学者一同うっとり。

16世紀から21世紀へ、時代を超え、こつこつと修復し続け、後世につなげていくこのアトリエ。感謝の気持ちすら感じつつ、見学を終えました。(た)

transparentSAS VITRAIL FRANCE
Z.A. La Grouas – 72190 Neuville/Sarthe
Tél. : 02 43 81 18 60
http://www.vitrailfrance.com/

 

顔が小さい!遠近法を使って、見上げた時により大きく見えるように工夫しているからとのこと。

顔が小さい!遠近法を使って、見上げた時により大きく見えるように工夫しているからとのこと。

細部にうっとり。

細部にうっとり。

img_4869

手の部分の色付け完了。乾くまで2日間かかるそうです。

手の部分の色付け完了。乾くまで2日間かかるそうです。

 

これはグアドループ島からの修復依頼。

これはグアドループ島からの修復依頼。

 

アトリエにはガラスがいっぱい。お土産に破片をもらいました。

アトリエにはガラスがいっぱい。お土産に破片をもらいました。


SAS VITRAIL FRANCE

Adresse : Z.A. La Grouas, 72190 Neuville-sur-Sarthe , France