トロワ滞在中に、一回はアンドゥイエットを…と思っていたところ、貴重なアドレスを教えてもらった。グリル、フライパンで焼く、茹でるなど、さまざまな調理法でアンドゥイエットが食べられる店。ソースもいろいろあり、Sauce minute(クリーム、マスタード、レモン、パセリ、コショウ)、A l’ivrogne (酔っ払い風=赤ワイン)、マスタード・ソース、シャンパーニュのラタフィア・ソース(ラタフィア・ド・シャンパーニュ:未発酵のシャンパーニュ地方のブドウ果汁にマールを加えて樽発酵させた甘口のお酒。23€)、メニューにハートマークがついた当店特製ソース(りんご、シードル、地元のチーズ 「シャウルス」とクリーム入り。24€)。シャンパンで茹でたもの (26€/写真)もある! こんなにアンドゥイエット料理のバリエーションが多い店は初めてだ。
アントレは、アンディーヴと鴨の胸肉、くるみのサラダ Salade Montabert (10€)に。ハチミツを少し入れたという、しかし酸味がきりっとしたドレッシングはあまりに気に入り、パンに吸わせて食べてしまった。
アンドゥイエットは、白ワインのシャブリで茹でたものにする。常設市場近くのモリーさんのお店(P9参照)のものだが、スパイシーで、軽快に食がすすむ。フライパンで焼いた特製ソースのほうも味見させてもらったが、シャブリ茹でのほうが軽くシャープな印象だ。
アンドゥイエットそのものの感触は、詰められた臓物が今まで食べてきたものよりやわらかく、繊細な感じだが、それは旅情のせいかもしれないし、また冷静に試そうと思う。
ワインはここオーブ県の南端レ・リセでピノ・ノワール種から作られるロゼ(色が濃くほとんど赤、8.5€)を試してみたが、アンドゥイエットの味と香りに負けてしまったような気がする。(六)
Le Jardin
Adresse : 31 rue Paillot de Montabert, 10000 TroyesTEL : 03.2573.3613
URL : https://www.facebook.com/lejardin.troyes/
日月休。火〜土12h-13h30/19h30-21h30。