トランペット奏者、ドン・チェリーは、1965年、パリのユシェット通りにあったクラブ 「Chat qui pêche」 で何回か演奏。メンバーは、当時イタリアに住んでいたテナーサックスのガトー・バルビエリ、ヴィブラフォンのカール ・バーガー、ベースのジャン=フランソワ・ジェニー=クラーク、ドラムのアルド・ロマーノ。今も語り継がれるこの熱演は翌年『Togheterness』というタイトルでリリースされた。緩急自在のリズムにのったメロディーの自然な流れ、チェリーとバルビエリのコンビは史上最強ともいえ、直後にブルーノートから出た『Complete Communion』『Symphony for Improvisers』で確かめることができる。
ドン・チェリーのマスタークラスで学んだアンジェ出身のテナー奏者、ピエリック・ムニュオが、この伝説的な名盤に迫る。トランペットはヨアン・ルスタロ、ピアノはジュリアン・トゥエリ。そしてリズムセクションの米国勢が豪華。ドラムスにバリー・アルトシュル、ベースにサンディ・デブリアーノ。いずれもニュージャズの歴史を生き抜いてきた名人たちだ。(真)
4月27日 (金)、21h30。25€。

Sunset Sunside
Adresse : 60 rue des Lombards, 75001 Parisアクセス : M°Châtelet
