【展覧会】彫刻に革命を起こしたブランクーシ、ポンピドゥ・センターで大回顧展。 2024-06-04 展覧会 0 Brancusi コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は宇宙人のような人だ。ルーマニアの農村出身で28歳でパリに出てきて、前人未到の前衛的な作品で、彫刻を革命的に変えた。テーマの本質に迫り、これ以上削れないほど削ぎ落とされた作品には、100年経った今でも時代を感 [...]
【特集】バカラへ。 2024-05-31 パリから行ける街 0特集記事 樹木を伐採し筏(いかだ)に積み、40km離れたロジエール・オ・サリーヌの製塩所までムルト川を運ぶ。これが昔のバカラの主要な経済活動だったという。塩分を含んだ地下水を煮詰めて塩を析出する製塩所は、大量の薪を必要としたからだ。その製塩所が閉鎖され木が売れなくなった時、メッス司教モン [...]
〈日本人シェフ〉「色々な人と出会って、いろいろな経験をしたい」 原口昌吉さん 2024-05-31 日本人シェフ 0 プライベートシェフの新しい挑戦。 パリ8区の「ドミニク・ブシェ」(閉店)はフランスでの初めての研修先だった。その後、他のレストランでも働いたが戻ってこないかと言われ、結局12年間シェフを務めた。ドミニクさんからは「フランス料理をゼロからたたきこんでもらいました。フォンドヴォーの [...]
6月1日の「ニュイ・ブランシュ 2024」。今年のテーマは「海外」 2024-05-30 イベント情報パリで遊ぶ 0 Nuit Blanche 2024 今年で23回目となる「ニュイ・ブランシュ」が6月1日の夜に開催される。年に一度の、公共の場所や美術館で現代アートの新作やインスタレーション、パフォーマンスを無料で、夜を徹して楽しむことができるイベントだ。今年はグラン・パリ首都圏、ルーアン、海 [...]
「クロード父さん」リタイヤ生活から厨房に復帰。|La Retraite du Père Claude 2024-05-28 フランス料理 0 卓上の黒板メニューには、自家製テリーヌ、子牛の頭と舌のテリーヌにラヴィゴット・ソース、タラのパイ…。主菜もテット・ド・ヴォー、子牛の腎臓 + シャンピニオン+ピューレ、ブダン + ソーセージ+ピューレ…と伝統料理名が並ぶ。前菜にサケのマリネ(16€)をとるとサケとザリガニのデュ [...]
2024年 カンヌ映画祭だより⑤ 米インディペンデント界の異才ショーン・ベイカーに最高賞。 2024-05-26 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 #MeToo運動やスト、戦争などの火種を抱え、当初は「途中で開催中止になった1968年に似てる」と言う人も現れた第77回カンヌ映画祭。しかし、作品が上映中止に追い込まれたり、誰かの言葉が政治問題に発展することはなく、5月25日に無事に閉幕しました。 最高賞のパルムドールは『フ [...]
2024年 カンヌ映画祭だより④ 高級ブランドをめぐるこぼれ話など 2024-05-25 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 目下、フランスで爆発的に売れているコメディ映画があります。人気コメディアンのArtusが自作自演した『Un p’tit truc en plus ちょっとした追加ごと』で、公開3週目にして340万人を突破しました。『猿の惑星/キングダム』を抑え、今も首位を独走中です [...]
Paris Beer Festival : パリ首都圏のクラフト・ビール大集合! 2024-05-24 イベント情報パリで遊ぶ 0 パリ首都圏(イル・ド・フランス地域圏)を中心とするクラフト・ビール醸造者のフェスティバルが開催される。ビール愛好家が集まって結成した「Paris Beer Club」協会がセレクトした61軒、200のビールが生で勢揃い。つまみは会場「Ground Control」の国際色ゆ [...]
2024年 カンヌ映画祭だより③ スタジオジブリに名誉パルムドール。 2024-05-21 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 団体には初、アジアでも初の名誉パルム。 映画祭も折り返し地点に入る頃、スタジオジブリ関連のイベントが続きました。映画界の発展に寄与した人に贈られる「名誉パルムドール」をジブリが受賞したのです。同賞は1997年にスタート。5年位前まではフランスの映画人を選ぶことが多かったのですが [...]
2024年 カンヌ映画祭だより ②賛否両論、コッポラ新作『Megalopolis』は芸術家讃歌のドラマ。 2024-05-19 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 初日から雨模様が続いたカンヌも、今は「コート・ダジュール(紺碧海岸)」の名にふさわしい爽やかな青空が広がっています。とはいえ、気温は例年より肌寒く感じる年です。 今年のカンヌのコンペティション作品の中で、上映前から大きな注目を集めたのが、フランシス・フォード・コッポラの新作『 [...]