文化があぶない!モントルイユの呼びかけ 2018-05-11 社会ラボ 0連載コラム 〈モントルイユの呼びかけ〉全国で討論。 3月26日、パリ郊外モントルイユ市の劇場で、国の文化政策に異議を唱える 「モントルイユの呼びかけ」の夕べが開催された。文化省が昨年11月に発表した2022年までの文化政策「CAP2022」の内容を知った市の文化担当助役、アレクシ・ロルカさ [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年5月1日号 2018-05-09 シルバーラウンジ 0連載コラム カメリアさん(アーティスト名)は千葉県に生まれ、7人の兄弟姉妹の真ん中。1970年、20歳のとき、ロスや当時ヒッピーが盛んだったサンフランシスコにも行きバンドのマネージャーもする。ロスでは恋人だったシチリアのマフィアの息子に結婚を迫られ帰国。そのあとカナダのバンクー [...]
Quiesの耳栓 2018-04-21 MADE IN FRANCE 0連載コラム フランスに来て初めて「ブルキエス (boule Quies)」という言葉を聞いたのはかなり前のことだ。奇妙な名だと思いながら、それが 「耳栓」を意味する普通名詞だと長い間思い込んでいた。それぐらいキエス社の耳栓はフランス人の生活に欠かせない。今年は、ピンク色の玉状「ブルキエス」 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年4月1日号 2018-04-09 シルバーラウンジ 0連載コラム S氏(75)は東京は浅草生まれ。父は歌舞伎役者女形のかんざし作りの職人だった。工業高校卒業後、建設会社に勤める。東京で英語を教えていた仏人教師と出会う。1966年、24歳の時、シベリア経由で渡仏し、パリへ。リドで2年間、舞台装置の仕事をした後、建設会社で働く。10年 [...]
アラブ文化研究所で「パレスチナに美術館を」展 2018-04-04 社会ラボ 0連載コラム 「Pour un musée en Palestine」展 パレスチナには国立美術館がない。国立近代・現代美術館を作るためにアーティストたちに寄贈を呼びかけ、集まった作品を展示したのがこの展覧会だ。 発端は12年前にユネスコで行ったパレスチナとの連帯を表明した現代美術展で、回 [...]
Pillivuytの白磁 2018-03-19 MADE IN FRANCE 0連載コラム フランスの磁器といえば、王立製陶所だったセーヴルやリモージュの磁器を思い浮かべる人が多いだろう。それほど有名ではないが、仏中部のベリー地方も19世紀半ばから磁器産業が盛んで、メアン・シュル・イエーヴル (以下メアン)では1818年創業のピリヴイッツ社が磁器を作り続けている。ホテ [...]
農薬ゼロ、100パーセント有機 2018-03-11 社会ラボ 0連載コラム Zéro Phyto 100% Bio ギヨーム・ボダンさんは、1月31日から全仏公開されているドキュメンタリー映画 「農薬ゼロ、100パーセント有機」の監督・製作者・配給者だ。有機ワインを作る農業者だったが、農業をテーマにしたドキュメンタリー作家に転身した。映画技術は独学で、本 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ 3月1日号 2018-03-09 シルバーラウンジ 0連載コラム S子さん(74)は東京に生まれ、父は元左翼労働運動家だった。母は父との大恋愛で東京女子大英文科中退。日仏学院でフランス語を学び68年5月革命直前に船で、同学院で出会った彼は、67年公費留学生として来仏。パリで数年付き合った後別れる。 来仏1年後に一人息子を出産 [...]
淡白な白身魚に、ムール貝も入ったまろやかなソースが合う。 2018-02-12 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Filet d’aiglefin aux moules 晩ごはんに招いた友人カップルは魚好き。朝市に出かけたら、魚屋に珍しくaiglefinのおろし身がある。英語ではhaddockといい、この魚を薫製にしたものもハドックと呼ばれ、フランス語ではアドックになる。400 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:2月1日号 2018-02-09 シルバーラウンジ 0連載コラム 彫刻家井上佑吉さん75歳。3歳の時、英語教師だった父親は召集され沖縄で戦死した。母は彼が2歳の時、妹さん出産後病死。1966年、23歳、船で神戸を発ちジブラルタル着、マドリードを経てパリに。パリ国立美術学校彫刻科に学ぶ。級友H子さんと結婚。78年からヴェルサイユ先のエランクール [...]