マクロン大統領のスキャンダルをスクープせよ!

Scandale à l’Elysée!

昨今、「エスケープ(脱出)ゲーム」が大流行り。町のあちらこちらでゲーム施設を見かけるようになった。かのオペラ・ガルニエでも「オペラ座の怪人」を追跡するゲームをやったり、歴史ファンはコスプレして森の中などで史実の知識を試すゲームをするという。今月開催される農業見本市の会場でも開催されるほどの盛況ぶり。専門サイトによれば、同種ゲーム会社は現在フランス全国におよそ800社、ゲーム施設は2184ヵ所ある。2013年ころ出現したが相変わらずの人気で、その軒数は増える一方だ。

さて、今回我々が挑むのは、ただの脱出ゲームではない。「エリゼ宮(大統領府)スキャンダル!」は、ゲーム参加者がジャーナリストとなり、大統領の秘密のオフィスに潜入し捜索をしてエマニュエル・マクロン大統領のスキャンダルを暴き、その証拠をつかんでスクープを放つ!というミッションを負う。

制限時間は1時間。大統領がディナーから戻るまでに証拠を見つけねばならない。部屋のなかにあるヒントとなるモノや仕掛けを見つけ、暗号や隠されたメッセージを解読してゆく。違ったタイプの「謎」を次々と解く頭の柔軟性、1時間集中力を保ち続け、迅速に調査を進めるのだが、時間がかかる謎もあるので辛抱強さも試される。「押してダメなら、引いてみる」精神をキープし突き進むのだ。

ゲームはグループ競技。だから会社などが〈チームビルディング〉と称して会社員にやらせたりする大規模なものもある。今回のゲームに関しては、仲間と報告しあいながら皆で謎を解いていくには4人でちょうどよかった(3人〜6人まで可能)。

肝心の「スキャンダル」に関しては、残念ながらこれ以上書くことはできない。実際に取材し、スクープネタを突き止めた身としては書きたくてたまらないのだが、書けばゲームが想像でき、実際に挑戦する人の面白さが減ってしまう。ちなみに、スマホなどは使用不可。写真はミッション遂行後の記念写真だけは許されるので、一人だけは持って入るのが許される。他の人は、入口のロッカーに荷物ごと預け、鍵をもらう。

優れたゲームは、シナリオの良さと、謎解きに挑戦する人たちが、設定された物語のなかにどれだけ入り込めるかにかかっているという。このエリゼ宮ゲームは、国営ラジオ局フランス・アンテールの番組などでコミカルで辛口な政治批判が人気のギヨーム・ムーリスとアリシア・ヴュロが共に制作。最近の社会の出来事や政治がらみの大小スキャンダル、ゴシップが散りばめられている。室内は映画のセット製作者が作ることが多く、昔の大統領選のポスターなどが懐かしい人もいるだろう(しかし、いちいち反応している時間はない)。

とはいえ実は、初心者にとっては難しかった! フランス語の指示を素早く理解し、見つけたモノやひらめいた解決方法などを即座にフランス語で伝えないと時間切れになる。全体的にペースが速いのだ…。とはいえ、そう心配することもない。「三人寄れば文殊の知恵」、それぞれが大なり小なり手柄が得られるものなのだ。「知識」的には、フランスのニュースをある程度追っていれば(例 えばオヴニー時事ページを毎号読むなど)十分であった。ゲームの後「何かを捜す時は遠慮せずにガンガンやるべき」と主催者からアドバイスをいただいた。(六)

「ミッション」完遂後、 記念写真。

◎ Scandale à l’Elysée は6月4日まで。
Kairos Escape Game : 42 rue Sedaine 11e
M°Voltaire / Bréguet-Sabin / Bastille
Tél : 09.6783.5325 contact@kairos-escape.com
3人:96€- 4人:112€ – 5人:125€ – 6人:150€

無休。月〜木 11h-23h、金11h-0h、土9h30-0h、日9h30-23h。
大人18€/学生15€/5歳~15歳12€/5歳未満無料。
「エリゼ宮スキャンダル!」の他にも、同施設で4つのゲーム有。
こどもの誕生日などにも使うことができる。


Kairos Escape Game

Adresse : 42 rue Sedaine, 75011 Paris
アクセス : M°Voltaire / Bréguet-Sabin / Bastille
URL : https://kairos-escapegame.com

 

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