
Playing with Fire, Une Odyssée immersive avec Yuja Wang
フランスでも人気のピアニスト、ユジャ・ワン(王 羽佳)のバーチャル・リサイタル!というので考えずに即予約。シテ・ド・ラ・ミュージック(フィルハーモニーではありません)の展覧会のそれほど大きくはない空間で行われている。入口のそばのカウンターでチケットを見せジュトン(コインのようなもの)をもらう。会場に入ったらそのジュトンと引き換えにVRのゴーグルをもらう。
中央にはグランドピアノ。でも「ピアノの円のなかには入ってはいけません」と開始前に注意される。ゴーグルを着け、VRがスタートし、暗闇のなかにユジャが登場し、演奏を始める。ピアノから、音がすこしずつ形になって空中へとたちのぼっていくのが見える。ラヴェルの『水の戯れ』がはじまると地面から水が湧いて一面を覆う。歩き回ってもいいとのことなので、水面を歩く!夢のようだ。

中央のスタインウェイの自動演奏ピアノは「スピリオSPIRIO」。ユジャの演奏を記憶し、それを再生する。演奏する映像の指のうごきまでを音とシンクロさせる。ドビュッシーの『ヒースの茂る荒れ地』、ストラヴィンスキー『火の鳥』から「凶悪な踊り」。バッハ『われ汝に呼ばわる 主イエス・キリスト』、リストの超絶技巧練習曲から『鬼火』、ドビュッシー『月光』、プロコフィエフ『戦争ソナタ』、ブラームス『3つの間奏曲』、ショパン『ワルツ第7番』とつづく。 »コンサート”はほぼ40分間。
自分もほかの見学者のアバターも、ユーレイのような、ふしぎな生き物に化けている。曲ごとがらりと変わる幻想的な映像は、ピエール=アラン・ジロのシナリオと演出、アルチュール・モージャンドルとGabríela Friðriksdóttir3人のアート・ディレクションで、Gabríela Friðriksdóttir絵を描いた。香水のメゾン・フランシス・クルジャン製の香りも漂っていると後から資料で読んだが、残念ながら気が付かなかった。5月3日まで。その後は上海、ロンドンと巡回する。13歳以上向き。(六)

la Cité de la musique-Philharmonie de Paris
Adresse : 221 avenue Jean Jaurès , 75019 Paris , FranceTEL : 01 44 84 44 84
アクセス : Porte de Pantin
URL : https://philharmoniedeparis.fr/fr/activite/installation/28823-playing-fire
火〜日。予約は1時間ごと(現地には10〜15分ほど早めに到着するのがベター)。15€ / 11€ / 7€。
