Pionnières – Artistes dans le Paris des Années folles –
リュクサンブール美術館は昨年から、3回立て続けに女性芸術家の展覧会を開催している。昨年夏は1780年から1830年の女性画家がテーマだった。昨年秋から今年の1月までは、アメリカの写真家ヴィヴィアン・マイヤー展。今回は第一次大戦後、20年代パリのパイオニア的女性芸術家だ。
「狂乱の時代」とも呼ばれる1920年代のパリには、世界から芸術家がやってきた。カルチエ・ラタン、モンパルナス、モンマルトルなどの地区にある、女性も学べる私営の美術学校やカフェに、芸術家、詩人、小説家、映画人が集った。女性未踏だった(または影に隠れていた)多くの分野で、それぞれ「女性パイオニア」たちが新しい境地を切り開いた100年前のパリ。アドリエンヌ・モニエがオデオン通りに「La Maison des amis des Livres」書店を、シルヴィア・ビーチが「Shakespeare and Company」を開く。ジョセフィン・ベイカーがアメリカからやってきてスターになった。
シュザンヌ・ヴァラドン、マリー・ローランサン、クロード・カアン、タマラ・ド・レンピッカ、ウクライナからやってきたソニア・ドロネーたちがアート界の表舞台に出て脚光を浴びるようになる。女性を描くにもそれまで男性が描いてきたのとは違った角度で、化粧っ気のない、自然なたたずまいで描い区ようになる。
従来の女性の「役割」や規範を壊して活躍したアーティストたち45人の作品が並ぶ。同性愛や、男でも女でもない「第3の性」を公然と生き、また、作品にもその自由を表現した。7/10(日)まで
Musée du Luxembourg
Adresse : 19 rue de Vaugirard, 75006 Paris , FranceTEL : 01 40 13 62 00
アクセス : M°Saint-Sulpice
URL : https://museeduluxembourg.fr/fr
毎日10h30-19h(月-22h) 13€/9€