『パリは燃えているか?』パリ解放記念日に市庁舎広場で上映会。

1944年8月25日、パリ市庁舎広場。ド・ゴール将軍の到着を待つ人々。©Pierre Jahan /Musée Carnavalet

 きょう8月25日は、1939年から44年までドイツ軍によって占領されていたパリが解放された《パリ解放》記念日。連合国軍は、44年6月にノルマンディー、南仏へは8月に上陸。8月19日にはレジスタンス(ドイツによる占領に対する抵抗運動の組織)が蜂起を開始し、米軍の援護を受けながら首都パリを奪還するに至った。

 ドイツ軍総司令部からは、パリを爆破するよう指令が出ていたが、パリ防衛司令官フォン・コルティッツはその命令を実行せず、スウェーデン総領事ノルドリンクとの交渉などを経て降伏し、パリを焦土作戦から守ることとなった。連合軍がパリに進軍したとの報告を受け激昂したヒトラーの言葉が、有名な「パリは燃えているか?」だ。

 パリ市は、解放を記念して『パリは燃えているか?/ Paris brûle-t-il ?』(1966)を、パリ市庁舎広場のビッグスクリーンで屋外上映する。ルネ・クレマン監督(『太陽がいっぱい』『禁じられた遊び』)が、戦時中ニューズウィーク・パリ支局長だったラリー・コリンズと、パリ・マッチ誌記者のドミニク・ラピエールふたりの同名の著書を映画化した、米仏合作映画。

パリ爆破計画を諦めるようドイツ側と交渉にあたるスウェーデン総領事ノルドリンクにオーソン・ウェルズ、ノルマンディー上陸作戦の指揮官にカーク・ダグラス、フランス勢も、モンタン、ドロン、ベルモンド、ピコリ、トランティニャン、シニョレなど超豪華な顔ぶれだ。1944年8月25日、ルクレール将軍率いる自由フランス軍が到達し、ド・ゴール将軍が演説した広場で、74年前の史実に思いをはせるのも一興だ。(集)

シェンゼリゼ大通りを行進する米軍兵を祝福する人たち。

8月25日(土)21h− 無料
17h からは警察官の音楽隊による朗読と演奏も行われる。
場所:Parvis de l’Hôtel de Ville (パリ市庁舎広場)
広場へのアクセスは21時までに、Avenue Victoria から。


Parvis de l'Hôtel de Ville

Adresse : Parvis de l'Hôtel de Ville, 75004 Paris , France
アクセス : M° Hôtel de Ville /Châtelet