![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/St-Epvre.jpg)
ナンシー、甘いもの探索。
Saint-Epvre
「サンテーヴル」製法を知る世界唯一の菓子職人に会いに。
「菓子の大切な材料は?…ハートさ!」と、胸に手をあてるジャン=フランソワ・アダンさん。サンテーヴル教会前の店で彼が作る 「サンテーヴル 」を買いに続々と客がやってくる。
この菓子は1882年、マカロンを作るのに失敗したリュイリエ氏がそれをヒントに創作した。2枚のアーモンド入りメレンゲにバニラ入りバタークリームをはさみ、ヌガティーヌの粉をかけたもの。1907年に商標登録されたので、似たような菓子でもサンテーヴルと名乗ることはできない。
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/954_St-Epvre_detoure.jpg)
リボンがけもアダンさんがやっていた。
レシピは門外不出で100年以上守られてきた。その秘密のレシピは5部に分けられ、それぞれ別の場所で保管されていたが所在不明となり、もはやアダンさんの記憶にしかレシピは存在しない。レシピを口外しない、工場生産しないと誓ってサンテーヴル職人6代目となって41年。後継者も考えるが、「同じ職業愛を持つ人にしか教えない」。そのため今はひとりで店の全商品を作っている。
「サンテーヴルは、誕生日、結婚、葬式、お祝いなどの時にみんなが食べるもの。菓子は、家族の集まりの食事の締めなんだ。家族の集まりっていうのは何かしら口論になったりするけれど、それを鎮める、そんな役割だってあるんだ。それがおいしくないとまずいことになる」。
情熱家アダンさんのサンテーヴルを食べてみると…甘い雲を口にふくんだようなホワっ、さっくり、そしてフワンと溶ける。クリーム作りで大きなバターの塊をふんだんに使っていたのを見ていただけに、魔法にかけられたような気がした。
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/Bergamotes1962.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/B6BF3D77-22C6-4E6D-82F7-EE63A3DE98DD_1_105_c.jpeg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/IMG_9098-1.jpg)
Patisserie Adam – Le St Epvre :
3 place de Saint-Epvre 54000 Nancy
Tél:03.8332.0469
月休、8h30-19h30 (日-18h)
www.patisserie-saintepvre.fr/artisan-patissier
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/7ac4fb76e0666d79e47b3b508e7344d1.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/8a4ea1bd000edcbd72e151b90b5d2564.png)
取材協力 :
Destination Nancy
Agence Régionale du Tourisme Grand Est
![](/wp-content/themes/15zine-child/assets/ovni-border-unic.png)
Patisserie Adam - Le St Epvre
Adresse : 3 place de Saint-Epvre , 54000 Nancy , FranceTEL : Tél:03.8332.0469
URL : https://www.patisserie-saintepvre.fr/artisan-patissier
月休、8h30-19h30 (日-18h)
![](/wp-content/themes/15zine-child/assets/ovni-border-unic.png)