Ovni | Numéro 706

ゾラの胃袋 その10

 ゾラの代表作の一つに、若い女優を主人公にした『ナナ』がある。高級娼婦でもあるナナの日常は色恋沙汰で忙しく、にぎやかな話し声や街の音に満ちている。そんな中にあって、読者を静かで平和な世界に誘ってくれるのが、ナナの別荘地で […]

ジロル茸

 他のキノコに先がけて、小さな、オレンジ色をしたジロル茸が出回っている。表面が乾いていて、触った感触がやわらかく、しみがないものを選びたい。じめじめっとしているものは避けること。安めの東欧産が出回っているが、やはり摘んで […]

Abcd de la cuisine – 8

●brider  チキンなどを、調理中にバラバラにならないように、もも、手羽と料理用の糸で縫いつなぐこと。この作業に使われるしっかりとした長い針は「aiguille ? brider」という。 ●brouiller &n […]

血合いのショウガ煮

 血合いのところを2センチほどの角切りにする。中骨に残ってしまった身も、もったいないからそいで使います。小鍋にしょう油と砂糖を好みの量加え、水あるいは酒を、しょう油の3、4倍ほど加えて中火にかける。沸騰したらおろしショウ […]

イタリア風マグロのたたきが好評だ。

 今年の夏はブルターニュのフィニステール(「地の果て」という意味)県にあるル・コンケで2週間。小さな町だが、漁港だけあって魚屋がある。生けすには、ブルターニュ名物のカニやロブスター、澄んだ目をした銀色に輝くイワシ、ピーン […]

マグロの切り分け方

 マグロをたとえば1キロ、筒切り一つにしてもらうと、太さ次第だが、7センチから10センチほどの長さになる。刺身やたたきにする時は、まず中骨にそって包丁を滑らして、四つに切り分ける。包丁をあらかじめよく研いでおかないと、柔 […]

51人の女性が求める51人の男性像

Photo : Lot  「Cherche un homme beau…  求む、美しい男性…」、「Cherche un garde-chasse, ni beau ni la

パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団 

社会派ドキュメンタリー番組

 テレビの真骨頂はドキュメンタリー。NHKで1957年から放映されていた番組『日本の素顔』はすごかった!  水俣病を『奇病のかげに』で知った。三井三池炭坑争議を取り上げた『三池』で炭坑の苛酷さを目の当たりにした […]

ベートーヴェン交響曲全曲演奏

 バッハからベリオまでと、幅広い音楽性を持ったイタリア出身の指揮者リッカルド・シャイーは、2005年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスター(音楽総監督)に就任。このオーケストラの、長い伝統に培われた […]

『1/4の奇跡』

 Cité Universitaire日本館で10月15日:16時15分〜 子供たちの生き方を伝えるドキュメンタリー映画『1/4の奇跡~本当のことだから~』上映(仏語字幕付)。 特別支援学校(旧養護学校)教 […]

〈自由都市バスティーユ〉

 10月14-16日、 ロケット通りRue de la Roquette界隈の商人・職人・アーティスト・ダンサー・演劇人が結集し、ストリートアートや路上ライブ、パフォーマンス、スペクタクル他。『猫が行方不明』の撮影地、バ […]

Artistes chinois à Paris 1920-1958 : de Lin Fengmian à Zao Wou-ki

 1920年代からパリに来た中国人アーティストたちの群像。1人あたり数点を紹介し、コンパクトによくまとめた展覧会だ。西洋美術を吸収する中で、自国の伝統絵画を見直したり、中国人アーティストとしてのアイデンティティを模索した […]

Fra Angelico et les maîtres de la lumière

 フラ・アンジェリコとその時代の画家たちのフレスコ画展。マリアとヨセフが拝み、牛も敬虔な面持ちで見つめるキリスト生誕の図。鶏を狙いに来た狐を追い払う僧、食べ物をカゴで上げてもらう隠遁中の僧など、ブリューゲルを思わせる修道 […]

POMPEI un art de vivre

 79年のヴェスヴィオ火山の噴火で地中に埋もれた町ポンペイの発掘品。装飾品と日常品で、家の中での市民の生活を再現する。浴槽、化粧道具、台所用品、庭の装飾から、清潔で快適で美的な生活が想像できる。台所に飾られた静物画の近代 […]

30歳

最初に使われていたオレンジ色の車体のTGV。  1981年9月27日、TGV(train à grande vitesse)が初めて乗客を乗せてパリ=リヨン間を走ってから30年。現在はフランス国内各都市を結 […]

自転車競技界の女王にドーピング違反の疑い。

日刊紙の1面でも大きく扱われた。  フランス人に一番愛されている女子スポーツ選手は、自転車競技選手ジャニー・ロンゴ。1979年、21歳で国内選手権のロードレースで優勝して以来、国内優勝59回、世界自転車選手権で13個の金 […]

地元っ子の太鼓判、 絶品もっちり手打ち麺

 2年半ほど前のこと、ちょうど昼時にベルヴィルにいたので中国系不動産会社の店員に「この辺で美味しいのはどこ?」と聞くと即答で「断トツでここ」と教えてくれたのが、オレンジの看板が目印のDong Fa。以来、パリに数々の温州 […]

Denis Dailleux “Ghana”

Trois fillettes, James Town, Ghana, 2010. Courtesy Galerie Camera Obscura  ガーナに長期間滞在し、海辺の住民たちを撮ったフランス人写真家の作品展。 […]

Mads Nissen “Le choix de Cecilie”

©Mads Nissen  デンマークの新聞に載った、ネパールの水頭症の赤ん坊の写真を見たデンマーク人女性が、子供に会おうとネパールに旅立った。そのきっかけとなった写真を撮った写真家が同行し、出会いからこのスト […]

フランス人による美輪明宏についてのドキュメンタリー映画。

監督のパスカル=アレックス・ ヴァンサンさん。 ●Miwa : À la recherche du lézard noir  昨年は入場者数が前年比の2割増! ドラノエ氏率いるパリ市の後援も納 […]

アンドロジンな容姿

 ポーランド人の血を継ぐマドモアゼル・カは、ここ数年、話題が尽きない。クラシック音楽からロック歌手に転向した彼女は、60年代に活躍した夭折の歌手グリブイユを彷彿(ほうふつ)させるアンドロジンな容姿。1.8mの長身、男性的 […]

昔は胃袋、今はおへそ。

レアールからボーブールに 抜ける道。  その昔、パリ市の中央市場があった頃にはエミール・ゾラの著作にもあるように『パリの胃袋』と呼ばれていたところ。パリの真中心であるこの界隈は地理的にも「パリのおへそ」である。その「おへ […]

肉料理の老舗レストラン

 ルシェベムとは市場時代の隠語で肉屋のこと。1878年創業で肉料理の老舗レストラン。豊富なメニューにおすすめはロースト肉の盛り合わせ20.9€でおかわり自由! 2階席は光沢のある赤と黒のインテリアでファビアン […]

デザイン性に富む気鋭なクリエイターの作品

 イタリア語で『マットな黒』という名のアクセサリーの店。デザイン性に富む気鋭なクリエイターの作品ばかり。イタリアで最も有名なNicotra si S.Giacomoをはじめ、時計盤をモチーフにした日本のクリエイターの作品 […]

デザインカフェの殿堂

 80年代のデザインカフェの殿堂。その建築インテリアは時代とともに廃れることもなく、客たちの談話が広い店内に響きわたる。待ち合せに愛用しているファビアンさん曰く「歴史に残るパリのカフェのひとつであること間違いなしだね」

サルコジ大統領の元側近2人を逮捕

 9月21日、1995年の大統領選挙の違法選挙資金疑惑に関する捜査で、ティエリー・ゴベール、ニコラ・バジール両氏が逮捕され、22?23日に取り調べを受けた。パキスタンへの潜水艦売却の際、フランス側から仲介者に支払われた手 […]

上院議員選挙で左派が大勝

9月26日付リベラシオン紙。見出しは「左派が 上院の与党に。(リュクサンブール)宮奪取」  9月25日の上院議員選挙で左派が大勝し、史上初めて左派が上院の過半数を占めることになった。結果は、民衆運動連合(UMP)の127 […]

今年の仏経済成長、1.7%へ下方修正

 国際通貨基金(IMF)は9月20日、フランスの2011年の経済成長率を6月時点の2.1%から1.7%に、2012年の成長率も1.9%から1.4%に下方修正した。この数字は、仏政府の予想である1.75%(2011年、20 […]

早めに出かけて窓際の特等席を確保したい。

Dos de Cabillaud, légumes saison  ピカソ美術館裏の人気店。同じマレ地区に、この夏オープンしたばかりの姉妹店〈jaja〉(3 rue Sainte Croix de la B […]

ユングの『赤の書』。 “Le Livre Rouge” de C.G.Jung

Mandala du Systema munditotius, C.G.Jung, 1916, détrempe sur parchemin, collection particulière. […]

Svenskt Tenn : un classique du design

© Svenskt Tenn  1924年創業のスウェーデンのインテリアデザインの老舗、スヴェンスク・テンのデザイン展。「スウェーデンの錫(すず)」という社名通り、最初は錫のオブジェを作っていたが、オーストリア […]

クレージー・ホースの舞台裏。 “Crazy Horse”

 パリ・ナイトライフの象徴のような〈クレージー・ホース〉、といってもこの種のキャバレーは観光客が行く所で、パリジャンには普通は無縁だ。ところが映画『クレージー・ホース』を観ると絶対に行ってみたくなる。これは優れたPR映画 […]

「生活にアートを」

金箔は息をふきかけると台紙からふわりと飛ぶ。  指で触るのは厳禁。羽より軽い厚さ約0.1ミクロンの金箔だ。「作業中は外気を遮断。くしゃみも止める」。金箔職人&クリエイターのアントワーヌ・ルテリエさんが息を吹きかけると、金 […]

短期貸し家具付アパート法

 パリの家賃の高騰と平行して観光客向け家具付ワンルームやアパートが増えており、ホテル利用者や長期賃貸物件が減少するなかで、パリ市は2010年4月、賃貸法631-7条を施行。1泊・週末・週極などの短期貸しには、観光客用賃貸 […]

OVNI 706

OVNI 706 : 30/09/2011 ダウンロード

昔まいた種がアダに。

 シラク前大統領(78)がパリ市長だった1995年までの時期に、市の職員ではないコレーズ県人や知人に、彼が党首だった旧共和国連合党RERや選挙運動の手伝いをさせ、その報酬をパリ市歳費で支給した21人の架空雇用疑惑がついに […]

ストロス=カーン氏、テレビで初の弁明

 ドミニク・ストロス=カーン氏は9月18日、TF1局のニュース番組で米国での逮捕以来、初のインタビューに応じた。同氏はナフィサトゥ・ディアロさんに対して強要や暴行の事実はないことを強調しつつ、道義的な過失を認めた。また、 […]

セルヴィエ会長が取り調べ受ける

セルヴィエ社の糖尿病薬「メディアトール」服用によって500〜2000人が死亡したとされる事件で、9月21日、ジャック・セルヴィエ同社会長(89)が過失致死傷害罪で取り調べを受けた。会長は400万ユーロの保釈金の支払いを科 […]

深夜でも心のこもった花束を。カルチェラタンの魔法のブーケ。

 この界隈の住人なら知らない人はいないであろう、深夜まで営業しているお花屋さん。ムフタール通りの喧噪を避け、ひっそりと佇むその店先には、毎朝ランジス市場で仕入れる、生き生きとしたバラやユリをはじめ、色鮮やかな季節の花々が […]

バスティーユに「自転車の家」がオープン。

 バスティーユのPort de Plaisanceに面したブルドン大通りに、パリ市が〈Maison du Vélo自転車の家〉を9月18日にオープンした。市が3つの自転車アソシエーションと協力して、パリ市民 […]

ガール県の核関連施設で爆発事故

 9月12日、フランス南部ガール県マルクールにある放射性廃棄物処理施設で電気炉が爆発し、死者1人、負傷者4人を出した。爆発した電気炉は仏電力公社(EDF)の子会社が運営する低レベル放射性廃棄物処理センター内にあり、放射能 […]

失業者の子供は給食を食べられない?

 9月16日付ルモンド紙は、社会党と共産党国会議員がすべての子供が給食サービスを受ける権利があることを規定する法案を提出したと報じた。両親とも就業していないと子供が給食サービスを受けられないことを条例で定めている市町村の […]

サロン・ドートンヌはシャンゼリゼで

 1903年創立のサロン・ドートンヌ。世界から多分野の作家510人が参加(日本人も多数)。今年は10月12日から16日、膨大な数の作品をコンコルド広場からのシャンゼリゼ大通り脇の公園に野外展示。

見本市・フェア・フリーマーケット

〈Puces du design デザイン中古家具市〉 10/6-9 : Pl. des Vins, Bercy Village 13e 〈パリ・アフリカンフェア〉 10/15-16