Le Café Alain Ducasse カフェに注ぐデュカスの情熱と遊び心。

コーヒーの果肉と外皮を乾燥させたものをアイスティーのようにして飲む「カスカラ」。

 ボンマルシェにほど近い、シェルシュ・ミディ通りにアラン・デュカスのカフェがオープンした。世界中を回って買い付けた豆は、この2月にカフェを併設してオープンしたバスティーユの工房で焙煎されている。

エスプレッソはブラジル、ラオス、エチオピアのオリジナルブレンド(2.5€)に加え、コスタリカ、ケニアなどのシングルオリジン(4.5€)。ドリップでは、デュカスが一番思い入れがあるというパナマのゲイシャ(9€)を味わいたい。エチオピア原産、パナマで栽培の最高級品種と称されるゲイシャ(芸者とは無関係)は、ほのかな花の香りと柔らかな繊細さが印象に残る。

パナマ産のコーヒーをドリップで(左)。右のウィスキーグラスは、カスカラ「Comme un whisky」。

面白いのが « comme une bière » と書かれた水出しコーヒー(6€)。丸一日以上かけて冷水で抽出し、生ビールサーバーで注がれる。ビールグラスに注がれた泡の立った琥珀色のコーヒーはまさにビールのよう。

泡もあり、ビールのように見える« comme une bière » (写真手前)。

 コーヒーの豆ではなく、果肉と外皮を乾燥させたカスカラ(6€)もぜひ試してほしい。フルーツティーのようで飲みやすく、カフェインは含有していてもコーヒーの味が全くしない。ほんのりと、カクテルなどに使われるマラスキーノチェリーを思わせる。このカスカラを4時間かけて水出しした « comme un thé glacé » はアイスティーのように大きめのグラスでサーヴされ、6時間かけたより濃い « comme un whisky » は丸く面取りした氷とともにウィスキーグラスでいただく。

(左)カスカラ « comme un thé glacé »と、(右)オリジナルブレンドのコーヒー « signature »。

確かなクオリティの上に加えられる、数々の遊び心はデュカスならでは。店内で飲める全てのコーヒーの豆とカスカラが購入できる。(み)

店内で飲める全てのコーヒーの豆とカスカラが購入できる。

(左)Cherche-midi通りのお店外観。(右)Saint-Sabin通りの店の(バスティーユ近く)焙煎機。

●  Le Café d’Alain Ducasse :
47 rue du Cherche-Midi 6e
Tél: 01.4548.0396
M° Saint-Placide/Sèvres-Babylone 
月休、火~金8h30-19h/土9h-19h30/日9h-18h

●  Manufacture du café(焙煎もするが、カフェも併設):
12 rue Saint-Sabin 11e
Tél: 01.4002.7690 M° Bastille
月休、火~金8h30-19h/土9h-19h30/日9h-18h


Le Café Alain Ducasse

Adresse : 47 rue du Cherche-Midi, 75006 Paris
TEL : 01.4548.0396
アクセス : M° Saint-Placide/Sèvres-Babylone