パンタン特集でご紹介した「ラ・シテ・フェルティル」の食堂。 イベント性が強い場所だから、と、実は質も量も期待していなかったのだが…食べてみたら、おいしい!
イル・ド・フランス地域圏の食材を使うこと(locavore 地産地消)、ムダをださないなど徹底しているが、聞けば、そんな「環境・社会的に責任ある食」の仕事を学ぶ人たちが運営している。3ヵ月間、ここの厨房と客室で研修し、さらに別のレストランでの研修をする「La source foodschool*」のプログラムを受ける人たちが、食材調達から料理、給仕すべてを行う。外部から指導者を迎えての講習では、日本の「発酵」講座なども。
20代のモルガーヌさんは、先週は厨房で料理、今週は給仕の実習。「今日のメインはベジタリアン・クスクス(10€)。野菜が焼いてあっておいしいんですよ!」という通り、野菜それぞれの滋味が詰まっていた(左写真)。パリ10区のSain Boulangerieが自転車で配達するパンは味わい深い。ヴィレット貯水池にある、Paname Brewing Companyがここで醸造するビールが生で飲める。
みんなが生き生きといい顔で仕事していたのもご馳走だった(下は研修生さんたち。遅い昼食)。(六)
今、どんどん面白くなるパリの隣町、パンタン特集もあわせてご覧ください。
La Cité Fertile / La Source
Adresse : 14 av. Edouard Vaillant , 93500 PantinURL : https://www.lasource-foodschool.com
研修生の料理は月〜木12h-15h。木〜日は12h-15h/19h-01hで中欧料理。昼は前菜+主菜で13.50€ (ベジタリアンの料理は毎日用意)。