若きクリエイター大集合！アートクラフト・イベント Klin d’Oeil

2017-05-05

今年も5月最初の週末、パリの若きクリエイター60組が一堂に会するアートクラフト・イベント『Klin d’Oeil（クラン・ドゥイユ）』が開催される。

11回目を迎え、週末2日間で1万人以上を動員する一大イベントへと成長したクラン・ドゥイユ。その中心で指揮をとっているのは、自らもクリエイター・デュオとして活躍するエミリー＆ヴィルジニー姉妹だ。

「まだあまり知られていない新人クリエイターの作品を販売することができるマーケットと、音楽ライブ、フードスタンド、そしてアトリエやダンスなど参加型エンターテインメントの融合……。そんな新しいスタイルのイベントをやろう！と、家族や友人たちと一緒にスタートしたのがはじまりです」

会場は、マレ地区で14世紀からパリジャンに親しまれ続ける Le Carreau du Temple。2014年、パリ市によって1860年代の姿を残したまま改装、カルチャー＆スポーツ・スペースに生まれ変わった。180㎡の広い屋内に、モード、インテリア、アクセサリー、セラミック、キッズ、雑貨、植物など、ハンドメイドとメイド・イン・フランスにこだわるクリエイターたちの作品がずらりと並ぶ。今後ますますの活躍が楽しみな彼らから、直接、作品について聞いたり、アトリエでDIYを教えてもらったりできるところが最大の魅力だ。

「フランス人がウィンク（クラン・ドゥイユ＝clin d’oeil）する瞬間の、“わかりあってるね！”という親密な気持ち。それは、このイベントのクリエイター、作品、お客さん、みんなが共有する感情と同じ。そして音楽を聴いて、食べて、踊って、笑いあって…そういうイベントです！」

この週末は、歴史的建造物の屋根の下、パリの“イマ”を感じる元気なクリエイターとの新たな出会いを探してみては？（裕）