
マクロン大統領夫人の娘ティフェーヌ・オジエールさん(41)とテレビ司会者シリル・アヌナさん(50)ふたりのディナーの写真に「美しきラブストーリー」と見出しを掲げた3月19日発売の週刊誌「パリ・マッチ」。以外な組合わせに一時、ネットがざわめいた。
ティフェーヌさんは弁護士で2子の母親。自著を紹介するためアヌナ氏が司会をしていたバラエティー番組「Touche pas à mon poste(TPMP)」に出演してアヌナと出会った。ところがこのアヌナは、番組中の卑猥な行動、やらせ、差別的発言、議員に対する侮辱・暴言などで視聴覚デジタル通信規制局(Arcom)から36回も処罰を受けてきた問題児。同番組を放送してきたC8チャンネルは、2月末には地上デジタル放送(TNT)での放送権を停止される異例の状況に。同局は実業家ヴァンサン・ボロレ氏の所有だったが、長きにわたり極右的思想を流布してきた偏重性と言論統制の問題も指摘されていた。
TNT上での放送停止後、TPMPはYoutubeのみでの放送となったが、アヌナによる出演者に対する新たな脅迫的な言動と暴力が報じられるなどで、やはり3月末で放送終了に。部数を売るための週刊誌のでっちあげロマンスか、アヌナの失態隠しか、または評判はどうであれメディアで存在しつづけるための作戦か。どちらにしろ、”ラブロマンス”はもう世間から忘れられつつあるようだ。
