Pablo Picasso, Paul Eluard, une amitié sublime
サン・ドニ歴史美術館にはピカソゆかりの所蔵品が多い。ブルトンと共にシュールレアリズムの中心にいた詩人ポール・エリュアール(1895-1952)がこの町の出身でピカソとの親交が深く、彼の没後に手稿、写真などが多数寄贈されたからだ。そのため、この美術館には、ポール・エリュアールの名が冠されている。
エリュアールはピカソの才能と前衛性を20年代から評価し、作品を集め、詩を捧げるなどしていた。スペイン内戦、共産主義と平和運動などを通じて政治観を共にし、芸術的にも共鳴しあっていたふたりの交友が、出版物、共に過ごした南仏の夏の写真などで語られる。
バルセロナとパリ、両ピカソ美術館との合同企画の、充実の展覧会。7/10まで
1625年に創設されたサン・ドニのカルメル修道会には、1770年から87年の期間、ルイ15世の娘ルイーズ・ド・フランスが滞在したことでも有名だ。ルイーズは、宮廷付き建築家でヴェルサイユ宮殿のトリアノン宮を設計したリシャール・ミックに依頼し再建させるなどした。1981年からポール・エリュアール美術と歴史博物館となっている。
Musée d'art et d'histoire Paul Éluard
Adresse : 22 bis rue Gabriel Péri , 93200 Saint-Denis , FranceTEL : 01 83 72 24 55 / 01 83 72 24 57
アクセス : M°Porte de Paris musee-saint-denis.com
URL : https://musee-saint-denis.com
5/3€。月水金:10h-17h30、 木 : 10h-20h、土日: 14h-18h30。