En compagnie de Chopin
3月3日 11h–
日曜の朝は「ショパンとともに」という好企画。フランスのピアニスト、フランソワ・デュモンは、難関だった2010年のショパン国際コンクールで5位に入賞し、ショパン弾きとしての評価が高い*。今回の公演では、即興曲1番、舟歌、華麗なる大円舞曲、幻想即興曲、いくつかの夜想曲などと、なじみ深い名曲を弾くことになっている。夜想曲の中では、なんといってもチェロ用に編曲もされている20番嬰ハ短調が楽しみだ。「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」と表記されているように、ロマン主義の極致のような旋律が、感情豊かに歌われる**。
次いでショパン初期の作品、ピアノ協奏曲2番だが、弦楽四重奏団+コントラバスの室内楽団がオーケストラにとってかわるヴァージョン***だ。よくショパンは管弦楽の作曲が得意でなかったとする見方もあるけれど、あくまでもピアノを引き立てることがねらいだったからに違いない。というわけで、こんなふうに室内楽団との競演の方がおもしろい、という人も多いだろう。夢見るような2楽章が美しい。弦楽四重奏団は、相変わらず世界的トップクラスのプラジャークSQ。(真)
3月3日 11h。35€/15€(26歳未満) / 無料 (9歳未満)。いずれも自由席。
Théâtre des Champs-Elysées
Adresse : 15 avenue Montaigne, 75008 Paris , FranceTEL : 01.4952.5050
アクセス : M° Alma Marceau
URL : https://billetterie.theatrechampselysees.fr/selection/event/date?productId=10228667576031
35€/15€(26歳未満) / 無料 (9歳未満)。いずれも自由席。