スーツ姿の人たちがズラッと並んで、テープカット。《ジャポニスム2018》の一貫で、日本の駅弁文化をフランス人にも知ってもらおうと、EKI BEN JAPON – Bento de la Gare と題された駅弁フェアが、きょうリヨン駅で始まりました。
駅弁は、特定の鉄道の駅で売られている電車のなかで食べる弁当、というだけではなく、地方の食材を使った郷土料理。地域や季節なりに違った味わいが楽しめる、日本独特の文化。
リヨン駅での駅弁フェア第2回の今回は、秋田県大舘市から花善の「鶏めし弁当」。岩手県一関市から斎藤松月堂の「シャロレー牛あぶり焼き弁当」。駅弁で初めてヴェーガン認定されたという日本ばし大増社の「菜食弁当」。「鯵の押し寿し」で有名な神奈川県は湘南鎌倉の大船軒は「幕内 9の彩り弁当」を出品。兵庫県神戸市の淡路屋さんは、タコ壷を形どった容器がやっぱり欲しくなる看板弁当「ひっぱりだこ飯」。いずれも創業80〜125年という、お弁当の老舗です。
このイベントのために5社がコラボした限定の記念駅弁「5社共同駅弁・よりどりいなり」は、各駅弁会社の自慢の味をいなりで表現したもの。こどもたちに人気が高そうな、JR-EASTと日本レストランエンタプライズの「E7系新幹線弁当」。50年以上旅人に愛され続けて来たチキン弁当を北陸新幹線のお弁当箱につめたものです。
リヨン駅の駅弁屋は、11月30日(金)までの期間限定です。パリで駅弁食べる機会、逃しませぬよう。
月〜日(毎日)08:00〜19:30
Gare de Lyon
Adresse : Gare de Lyon, 75012 Paris , Franceアクセス : Gare de Lyon
Hall 2