
フランスのトレイルランニング大会といえば、モンブランのウルトラトレイル(UTMB)があまりにも有名だが、パリでも魅力的な大会が開催されている。それが「エコトレイル・ド・パリ」。近年のランニングブームの影響もあってか、エントリーはすぐに定員に達し締め切られるほどの人気。(ただしウェイティングリストに登録しておけば、数ヶ月後に思いがけず参加枠が回ってくることも)
19回目を迎える今年の大会は、3月20日、21日に開催された。レース当日は雲ひとつない快晴で、最高のトレイルランニング日和。2018年は雪、2023年は大雨だったと聞き、2週間ほど前から天気予報とにらめっこが続いた。3月のフランスの天気は変わりやすい。

エコトレイル・ド・パリは、10km、20km、30km、35km、45km、80km、そして今年新設された120kmまで、レベルに応じて距離を選べる。スタート地点は距離ごとに異なるが、パリ郊外を出発して森の中を抜け、エッフェル塔を目指すコース設定(10kmと20kmはパリ郊外がゴール)。公共交通機関でスタート地点までアクセスできる点も参加しやすいポイント。
中でも特に人気なのが80km。というのも、80km以外はエッフェル塔前のイエナ橋がゴールだが、80kmだけはエッフェル塔の第2展望台がゴール地点となる。ゴール直前、疲れ切った脚でエッフェル塔の階段を上るのはかなりハードだが、その分達成感は格別に違いない。また、今年新設された120kmは制限時間21時間15分というタフなレース。多くのランナーがヘッドライトを装着し、夜通し走ることになる。完走するだけでも十分すごい距離だが、優勝者はなんと8時間55分でフィニッシュ!日が暮れないうちに余裕でゴールしてしまったから驚きだ。
コースは適度なアップダウンこそあるものの、山岳レースのようなテクニカルな難しさは少なく、トレイル初心者でも比較的挑戦しやすい。また、エイドステーションではフランス産のローカルな補給食がふんだんに用意されている。
沿道の応援やボランティアのサポートも温かく、運営のクオリティも高い。快適にトレイルランニングを満喫でき、来年もまた参加したいと思わせてくれる大会だ。(た)






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