
卵料理はオムレツにしろスクランブルエッグにしろ短時間ででき上がるのがありがたい。今回はフリッタータfrittataと呼ばれるイタリア風オムレツをつくってみよう。スペインのトルティーヤ同様に両面を焼くのが特徴だ。
クルジェット半本は二つか四つに縦に切り分けてから薄切り。赤ピーマン少々はみじん切り。ハムは市販の、すでにさいの目に切ってあるものdés de jambonを70グラムほど用意する。樹脂加工の小さめのフライパンにオリーブ油をとり、クルジェット、赤ピーマンを5分ほどいためる。ボウルに卵4個をとって丁寧に割りほぐし、軽く塩、コショウ。ここへクルジェット、赤ピーマン、ハムを加えて混ぜ合わせる。
キッチンペーパーでぬぐったフライパンに、オリーブ油とバターを半々にとって中火にかけ、熱くなったら卵と具を流し入れ、弱火にし、ふたをする。卵がかたまってきたら、大きな皿をあててオムレツをひっくり返し、もう片方の面が下になるようにすべり落とし、もう4分ほど焼けばでき上がりだ。具はほかにも、チーズ、ベーコン、缶詰のツナ、チョリソなどなど、いろいろと試したい。サラダを添えて栄養のバランスをとることにしよう。 (真)



