パリ市、パリと県境を接する3県(セーヌ・サン・ドニ県、オ・ド・セーヌ県、ヴァル・ド・マルヌ県)全域で、8月28日午前8時から、公共の場でのマスク着用が義務となった。不着用は、罰金135ユーロが科せられ、飲食店などで遵守を怠った場合は、営業停止処分となる。
パリ市は8月に入ってから、屋外でのマスク着用を義務とする地域を設定し、さらにそれを拡大したが、全域に拡げる形となった。8月27日の夕方に発表され、翌朝28日8時からという、急な施行だ。
27日時点では、歩行者だけでなく、ジョギングなどスポーツする人、自転車、キックボード、電動自転車、電動キックボード、バイクなどの利用者にも着用を義務付けるとしていたが、28日朝になって、その部分だけを撤回した。
以下の場合はマスク着用が不要となる。
・10歳以下
・ジョギングなどスポーツをする時
・キックボード、自転車で走行する場合