R・ロマネッリ、日本の歌手とバルバラへのトリビュート公演。

 バルバラが亡くなって今年で20年。アニバーサリー年とあって、俳優マチュー・アマルリックがジャンヌ・バリバールをバルバラ役に『Barbara』カンヌ映画祭に出品したり、フィルハーモニーでも大回顧展が来年1月28日まで開催されている。クラシック界の若手ピアニスト、アレクサンドル・タローも多くのミュージシャンとのコラボレーションでCDをリリースしているし、80年代にバルバラと『Lily Passion』の舞台を共にしたジェラール・ドパルデューが《バルバラを歌う》コンサートも大反響のうちに一連の公演の幕を閉じた。

 今晩、デジャゼ劇場で公演されるバルバラへのトリビュートコンサートは、バルバラの20年間の伴侶であり、その間、年間250ものステージを共にしていたというロラン・ロマネッリを特別ゲストに迎える。10年来バルバラへのトリビュート公演をロマネッリと共に行う歌手で妻のレベッカ・メイも登場。バルバラに魅せられ歌詞を訳し歌い、コンサートをプロデュースする千葉美月によるプロデュース。

 ロマネッリは、アコーデオンの名手で作曲家。『A peine / ア・ペーヌ』『Cet enfant-là / この子』などをはじめとする10曲あまりをバルバラのために作曲した。インタビューで「20年間、バルバラから一瞬たりとも目を離さなかった。(ステージ上での伴奏で)後ろ姿でも、首に浮かぶ血管が語るのを見て、彼女の呼吸を聴いていた」というロマネッリ。バルバラが彼宛てに書いた手紙を歌にした、切ない別れを予感させる『Vienne / ウィーン』なども彼の作曲によるものだ。

 ステージに上がる前の緊張感や、観客との一体感「ステージにいる時が一番幸せ」というロマネッリは、ゴールドマン、アズナヴール、ポルナレフ、ブリュエル、などフランス歌謡界の重鎮らとともに歴史に足跡を残して来た。「人間として好きじゃない人とは仕事をしない」というロマネッリが、日本のシャンソン歌手たちとの舞台を支えつつ花を添える、稀有なコンサートだ。出演歌手は、友部裕子、中村扶実、中山エミ、池田ひろ子、黒川泰子、川島豊、RIO、のむらゆうこ、葉月ルミ、田篠麻衣子、原啓一、渡邊嘉子、江川真理子、北岡樹、千葉美月、パリ在住のサンシロー。

入場無料。19h30−。


Théâtre Déjazet

Adresse : 41 Boulevard du Temple , 75003 Paris , France
TEL : 01 48 87 52 55
アクセス : République
URL : www.dejazet.com