寒い日には、カボチャのスープで体も心もホッカホカ。 2019-12-07 野菜料理 0 Soupe et gratin au potimarron ハロウィーンは終わったが、まだ八百屋にはさまざまな大きさや形のカボチャが並んでいる。その中でも、皮がオレンジ色で、丸みを帯びたカボチャpotimarronが、名前通り、クリやハシバミを思わせる味わいがあってうまい。カボチ [...]
小さめのセープ茸が入ったリゾットは、ため息が出るようなおいしさ。 2019-11-23 野菜料理 0 Risotto aux cèpes 朝市のキノコを売っている露店に、みごとなセープ茸が並んでいる。そんなに安くはないけれど、1年に1度か2度のぜいたくと、リゾットに入れてみた。小さめで、かさの裏のスポンジ状のものがあまり厚くなっていないものがほしい。このリゾット、昨年の今ごろ、ヴ [...]
セープ茸のおひたし、天ぷら 2019-11-20 野菜料理 0 セープ茸というと、ふつうはボルドー風に炒めるのだが、和風はどうかな、と生シイタケのレシピを応用して、ホウレンソウとのおひたしと天ぷらを作ることにした。まずセープ茸についている枯れ葉や土をとりのぞく。かさの裏のスポンジ状のところは、ペティナイフの先を使って慎重にとりのぞく。 おひた [...]
しっとりと焼き上がった洋ナシのケークからバニラの香り…。 2019-11-04 デザート 0 Cake aux poires 英語のcakeはケーキ一般を意味するが、それがフランスに渡ると「ケーク」と発音され、同じくケークと呼ばれるパウンドケーキ型で、ベーキングパウダーなどの酵母が入った生地を焼いたものを指すようになる。生地にさまざまなドライフルーツをきざんで加えたものが [...]
豚肉、ジャガイモ、キュウリ 2019-10-30 肉料理 0 豚肉を、酒ではなく白ワインをベースにしたダシで煮るとひと味違ったおいしさになる。脂身が適度に混じっている背肉échineの切り身を2枚買ってくる。 まずダシの準備。豚肉の切り身2枚が重ならないように置けるぐらい底広の鍋かソトゥーズに、白ワインと水を半リットルずつとる。ざくざくと切 [...]
甘酸っぱいイチジクの味わいが豚肉といいコンビ。 2019-10-22 肉料理 0 Côtes de porc aux figues 豚肉は、骨付きのロース肉でもキロ10ユーロくらいと安いのがうれしい。これを焼いてイチジクを添えれば、胸を張って出せるごちそうになる。肉屋でロース肉を4枚切り出してもらう。イチジクは少々値が張るけれど、一人当たり2個あれば十分だ。ほ [...]
牛肉の煮込み料理にアンチョビーの風味が加わると…。 2019-10-07 肉料理 0 Bœuf marinière バカンス前に、今はなきCoin de verreというワインバーの名物料理、サヴォワ風サラダを紹介したが、もう一つの得意料理が「船乗り風牛肉煮込み」だった。ご主人のユーグさんいわく「内陸の運河を航行するペニッシュの船乗りたちが、瓶詰のアンチョビーを肉 [...]
チョコレート好きにはたまらない定番のデザートです。 2019-09-23 デザート 0 Mousse au chocolat 7月1日号のコラムでイチゴのムースの作り方を書いたら、友人から「ムース・オ・ショコラの作り方も教えてほしい」と注文された。そういえば、まだ一度も書いたことがなかった気がする。子どもたちが小さいときはよく作ったものだけれど、彼らが独立して住むよ [...]
鶏肉とアーモンドの炒め合わせ 2019-09-21 肉料理 0 本格的な中国料理の店がパリに出現する前の70年代の中華店の定番は、「Poulet aux amandes」だった。再現してみよう。 鶏は胸肉を使う。300グラムほどをそぎ切りにしたらボウルにとり、塩、コショウと酒 (白ワイン)を振って混ぜ合わせ30分ほど置いておく。アーモンド適量 [...]
夏、秋が旬のホワイトツナ、クール・ブイヨンで煮てみよう。 2019-09-06 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Thon germon au court bouillon 8月初めくらいから、thon germonとかthon blancと呼ばれるホワイトツナがフランスの大西洋沿岸に近づいてくる。1メートル前後の小さめのマグロで、身は白っぽいバラ色。このマグロが魚屋に丸ごと置かれたりすると [...]