マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2017-07-13 シルバーラウンジ 0連載コラム Y子さん(72)は1944年、大連に生まれ、戦後、四国で育つ。父は船舶関係で働いた。母親は中学教員。Y子さんは美術学校に通いながら、お手伝いさんや産婆の助手にもなり学費を稼いだ。生活体験が増すにつれて美術から文学に転向、ドフトエフスキーなどを熟読する。早大にいたが学園闘争の最中 [...]
酸味、辛味、甘味が一つになったタイ風カレーのおいしさ! 2017-07-06 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Cabillaud au curry rouge 暑いから、タイ風の魚カレーを作ってみよう。これは、オヴニーでタイ料理特集 (641号)を企画したときの、シェフのペイさんのやり方や、タイレストランの味を思い出しながらのレシピです。 ペイさんはカレーペーストに水を加えただけだっ [...]
Terroirs d’Avenir|食材選びが楽しいのは、そのこだわりが伝わって来るから。 2017-07-02 専門店 0 美食と農業に情熱をもつ2人の若者が、経済と商業を学んだ後、失われつつある生産者と消費者の繋がりを取り戻し、エコシステムに貢献する目的で2008年に立ち上げたプロジェクト「Terroirs d’Avenir」。フランス中を2年間でまわり、生産のポリシーや、環境保全への取 [...]
料理がもたらす、語り合いの場。 2017-06-21 日本人シェフ 0 藤枝和洋さん(37歳) 「人と話すのが上手くなくて…」と自己分析する藤枝さん。けれど、オーナーシェフを務めるその店は、おいしい料理とともに“楽しい語り合いができる場所”として、近所のパリジャンたちの間で評判になっている。 山口県出身、料理上手だった父の影響で、物心ついたときか [...]
豚肉とナスの炒め合わせ 2017-06-19 肉料理 0 フランスのナスは巨大だからといって、尻込みする日本人が多いけれど、ちょっと工夫すれば、日本料理や中国料理にも十分活用できる。とはいってもなるべく小さめを選びたいものだ。 ナスは大きさ次第で1、2本、これを四つに縦に切り分ける。芯がフワフワのようなら、包丁で切りとった方がいい。水に [...]
ニョッキは、もちもちっとした食感がたまらない。 2017-06-18 野菜料理 0 Gnocchi ファビオ君という料理好きのイタリア人の友だちがいて、ときどき、晩ごはんに招かれたりしたのだが、メイン前のアントレという感じで作ってもらったニョッキのおいしさが忘れられない。「食べる直前に作る。小麦粉はジャガイモの半量以上。卵は白身も入れる、その三点が大切さ」という [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:6月1日号 2017-06-11 シルバーラウンジ 0連載コラム 田原リージャ(79)さんは日ブラジル2重国籍者。両親は1933年、沼津市からブラジルに移民。リージャさんと妹さんはサンパウロで生まれる。父はコーヒー園や車の販売業に就く。99年、父は97歳、母は95歳で他界。リージャさんは22歳の時、東京から56年に移民してきた男性と結婚し娘2 [...]
Lastre – sans apostrophe|世界チャンピオンの作るパテのパイ包み。 2017-06-10 専門店 0 まずは数種類あるパテのパイ包み pâté en croûte に注目。例えば、農家風(53€/kg)は、豚肉の他、鶏肉や鴨肉、ピスタチオ入りで断面もきれい。しっかり身の詰まったパテの部分はもちろん、香り高いバターの風味とサクッとした食感でパイ生地までとても美味しいのは、2012年 [...]
ときどき魚屋に出る川のスズキの、びっくりするうまさ。 2017-06-03 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous 朝市の魚屋に「サンドル」と呼ばれる魚があった。キロ22ユーロと高かったけれど、川魚特有の匂いはないし、締まった白身のうまさ! 魚屋に三枚におろしてもらったものを人数分に切り分ける。忘れずに持ち帰った頭と骨で、まず、フュメ・ド・ポワソンというだし作り(右欄のコラム参照)。これがソー [...]
タチウオのテンプラ 2017-05-22 魚料理 0#RestezChezVous タチウオ (太刀魚)はフランス語でもsabre (刀)という。以前は、1メートル以上あるタチウオが渦巻状にされ、銀色に光りながら魚屋に並んでいたものだ。ポルトガル人の好物で、骨ごとひし形に切ってから粗塩を振りかけて焼いたものがうまかった。この魚は韓国人も大好きで、辛い煮付けが定 [...]