マダム・キミのシルバーラウンジ:2019年2月1日号 2019-02-09 シルバーラウンジ 0連載コラム Cさんは87歳。画家のご主人(木原康行氏)と共にパリに来たのは49年前のこと。彼は少年期の病が元で35歳で聴覚を失ったが、銅版画界では希に見る創造性をもって数々の傑作を遺し、2011 年に亡くなった。未亡人となったCさんは、次女が待っている日本に帰ろうか、パリに居 [...]
ÔYA Paris/人を笑顔にする仕事がしたかった。 2019-01-22 日本人シェフ 0 野田達也さん(33歳) シェフの中にはいろんな前職を持つ人がいるが、野田さんの経歴は珍しいほうだろう。料理人になる前は、地元福岡の半導体関連の企業でロボットの開発に携わっていたという。深夜におよぶ残業をこなすなか、ふと「このロボットに囲まれた無機質な環境の中でずっと仕事をしてい [...]
L’ARCHESTE/食べて感動してもらうことが 自分の生きる価値 2019-01-08 日本人シェフ 0 伊藤良明さん(42歳) 16区にレストラン「L’Archeste」をオープンして2年と3カ月。初年度にしてミシュランの1つ星を獲得し現在も維持しているが、「現状にはまったく満足していない」と言い切る。調理専門学校卒業後、日本で「ひらまつ」に入社。8年間経験を積んで同社 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年12月1日号 2018-12-11 シルバーラウンジ 0連載コラム 造形作家の嘉野稔氏は1930年、奄美大島生まれ、7歳の時、1人娘しかいない祖母の養子になる。芸大卒後、政府留学生として57年に渡仏し、国際大学都市日本館に入る。ロマネスク彫刻に心酔し、創作を続け、2007年にパリ郊外で亡くなった。未亡人のミサワさんは85歳。日本テレビの留学資金 [...]
Restaurant Kozo: レストランは”劇場” 、料理はお客さまの名脇役。 2018-11-22 日本人シェフ 0 牧田幸三さん(41歳) 「フランス料理のレストランって、”劇場”なんです」と話すのは、今年9月、パリ9区にRestaurant Kozoをオープンした牧田幸三さん。在仏13年目にして念願のオーナーシェフとなり、目まぐるしくも刺激的な日々を送っている。 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年11月1日号 2018-11-11 シルバーラウンジ 0連載コラム 信州生まれの芦部氏は84歳、東京生まれの延子さんは82歳。1954年、芦部氏は19歳の時、横浜から船で渡仏。当時パリ16区に戦前からあったホテル「ぼたんや」で働いたが、1958年に経営者が亡くなり、パンテオン近くに小料理店を開く。遠い親戚の延子さんは1960年に来仏し、夫婦二人 [...]
Automne「料理、作る人と食べる人を繋ぐ喜び」 2018-11-08 日本人シェフ 0 秋重信行さん(41歳) 秋重さん夫妻のお店は、今月の初めに開店1周年を迎えた。 「福岡、地方出身なのでフランスでも地方を重点的に見たかった」という信行さんは、2006年に福岡から直接リヨンへたどり着き、そのあとヴィエンヌから一度パリへ上ったものの再び南仏、アルプス、アルザスを [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年10月1日号 2018-10-09 シルバーラウンジ 0連載コラム A氏(65歳)は栃木県の足利市に生まれ、父親は繊維機械会社勤務。A氏は20代初めに英国に留学中、仏女性と知り合い、4年滞在の予定を2年に繰り上げ、1976年パリに。2年後、郷里に戻る。英国、パリで付き合っていた彼女が足利に来て、1年後に結婚。日本語に [...]
Breizh Café Montorgueil「料理は日課」 2018-09-23 日本人シェフ 0 渡部祐士さん(44歳) 「僕の人生は20年おきに動くんです」。熊本県出身の渡部さんは、飲食店を営む両親の仕事を手伝いながら「料理はやっぱり東京だ」と21歳の時東京へ。洋食を得意とした父親の影響でイタリアンや流行りのカフェなどで仕事をした後、知人に紹介されブルターニュ出身者が経営 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年8月1日号 2018-08-16 シルバーラウンジ 0連載コラム 画家のトモコさんは1945年新潟県六日町生まれ。神主だった父親はプロテスタントに改宗、神学校に通い中学校教師を辞して牧師に。父の宣教活動と共に栃木県各地で少女時代を送る。高卒後、父が作った保育園で保育士も。小さい頃、父がくれた紙とクレヨンで絵を描くこ [...]