〈特集〉火山の国、オーヴェルニュ。 2021-07-15 パリから行ける街 0特集記事 フランスには、レユニオン島やマルティニークなどに有名な火山があるけれど、本土も負けてはいない。中央山塊(Massif central)の真ん中にはオーヴェルニュ地域圏火山自然公園があり、そこにはモン・ドール、モン・デュ・カンタルなどの旧火山群が集まっている。また、80もの火山が [...]
〈特集〉よみがえった老舗デパート。ラ・サマリテーヌ、16年ぶりに再オープン。 2021-07-02 パリから行ける街 0日曜営業特集記事 ガラスの天井から降り注ぐ光のなかにアール・ヌーヴォーの華麗な階段が姿を現した。淡いグレーの手すりには金色のマロニエの葉があしらわれている。パリの老舗デパート「ラ・サマリテーヌ」が16年の眠りから目を覚まし、営業を再開した。 正直、閉店前のラ・サマリテーヌは、他と比べて「イケてな [...]
〈特集〉新しくなったカルナヴァレ博物館へ。 2021-06-23 パリから行ける街 0特集記事 コロナ関連の規制緩和で、映画、コンサート、展覧会、スポーツイベント……と、堰(せき)を切ったように様々な活動が再開された。あれもこれも見たい。飲食店が閉まっていた頃、あんなに焦がれたテラスでの食事やアペリティフも忙しくてままならない。 そんな再オープンラッシュのなかお勧めしたい [...]
コンコルド広場に、元王室宝物館の壮麗な史跡がオープン。 2021-06-15 パリから行ける街 0 Hôtel de la Marine 「オテル・ド・ラ・マリーヌ」が、6月12日にオープンした。建造された18世紀当初は王室家具保管所(Garde-Meuble de la Couronne) が入っていた建物で、1789年になると海軍参謀本部が置かれ、2015年まで海洋省が使 [...]
150年の時空を超えて〈下〉「さくらんぼの実る頃」 2021-05-22 パリから行ける街 0 〜 ナポレオン3世の失脚から、パリ・コミューヌまで 〜 世界初の労働者政権「パリ・コミューヌ」樹立から今年は150周年。第二帝政の終焉からコミューヌ内戦まで、パリの街を歩きながらたどる連載。 産声(うぶごえ)をあげた、そもそもその日からコミューヌに危うさはつきまとっていた。 [...]
ノール=パ・ド・カレー地方|よみがえる産業遺産。 2021-05-14 パリから行ける街 0特集記事 パリから北に向かう電車に乗って1時間ほどすると、そこかしこに黒っぽい山が見えてくる。炭鉱から出た土や石を積んだ 「ボタ山 (terril テリ)」だ。不毛なものとばかり思っていたが、そうでもないらしい。炭鉱閉鎖後しばらくすると、コケが生え、虫やカエル、ウサギなどが生息するように [...]
150年の時空を超えて〈中〉「丘の上から」 2021-04-01 パリから行ける街 0 〜 ナポレオン3世の失脚から、パリ・コミューヌまで 〜 世界初の労働者政権「パリ・コミューヌ」樹立から今年は150周年。第二帝政の終焉からコミューヌ内戦まで、パリの街を歩きながらたどる連載。 プロシア軍のパリ包囲は続いていた。 1871年2月、戦時下の国民議会選挙によりティエ [...]
150年の時空を超えて〈上〉「時代の踊り場から」 2021-03-15 パリから行ける街 0 〜 ナポレオン3世の失脚から、パリ・コミューヌまで 〜 世界初の労働者政権「パリ・コミューヌ」樹立から今年は150周年。第二帝政の終焉からコミューヌ内戦まで、パリの街を歩きながらたどる連載。 新型コロナ流行の前と後では、世界は異なったものになっているのではないか。誰もがそんな思 [...]
北フランスを走る、蒸気機関車。 2021-03-01 パリから行ける街 0特集記事 フランス北部、ソンム湾の岸辺を走る「ソンム湾鉄道」は、1970年代に廃線になったローカル線を数人の鉄道ファンが復活させようと始めたものだ。廃駅の周りや線路の草むしりから活動を始めた小さな協会は、少しずつ古い蒸気やディーゼルの機関車、客車貨車などを修理して「軌道」に乗せ、3つの海 [...]
フランスの美しい駅。 2021-02-01 パリで遊ぶパリから行ける街 0特集記事 フランスには3千ほど鉄道の駅があるという。多くの人が南の海へ、冬は雪山へと出発するパリのリヨン駅には、どこかバカンスの香りが漂っていて、曇っている日でもそこだけ明るいような気がする。昨今フランスの他の駅では見かけなくなった駅舎内のきちんとしたレストランも健在なリヨン駅は、パリ [...]