セネガル系フランス人女性監督の話題作『Atlantique』 2019-10-02 舞台・映画 0 アフリカ系の女性監督がカンヌ映画祭のコンペティション部門に選ばれたのは史上初のこと。しかも長編第一作目にして、いきなりグランプリ(次点)を受賞した。さりげないロングシュートが予期せず大きなゴールに入ったようなもので、授賞式ではマティ・ディオップ監督本人が一番驚いているようにも見え [...]
ヒエラルキーから開放された愛『Portrait de la jeune fille en feu』 2019-09-19 舞台・映画 0 フランス映画界が誇る才能セリーヌ・シアマが、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した話題作。名門映画学校フェミスの脚本科出身だけに面目躍如と言える受賞だろう。舞台は18世紀末のブルターニュ地方。主人公は二人の若い女性だ。マリアンヌ(ノエミ・メルラン)は肖像画を描くために派遣された画家で、モ [...]
現代能『マリー・アントワネット』パリ公演 2019-09-17 舞台・映画 0パリ2区読者プレゼント *現代能『マリー=アントワネット』パリ公演 特別ご招待券プレゼント*『~薔薇に魅せられた王妃~ マリー・アントアネット』が、パリのオペラ・コミック国立劇場で上演される。観世流能楽師の人間国宝、梅若実玄祥が主人公マリー=アントワネットを演じ、脚本は植田紳爾(しんじ)。 [...]
狂言公演 『第一回 パリ延年之會』 2019-09-05 舞台・映画 0 【Petites Annonces】 能楽師狂言方和泉流 小笠原匡 小笠原弘晃 2014年より、フランスにて狂言普及活動を行って来た能楽師狂言方和泉流の小笠原匡が、この度初の主催狂言会『延年之會』をパリで開催する。 仏語字幕付狂言『盆山』『昆布売』上演前には解説もあり、初心者でも [...]
流行りの「女性応援映画」で満足しない。『Une fille facile』 2019-09-04 舞台・映画 0 「新時代のブリジット・バルドー」と称されるザイア・ドゥアールはアルジェリア出身のモデル。17歳だった2010年、サッカー仏代表選手への売春を報じられメディアの餌食になった。だが本人は女優業やデザイナー業に進出しマイペースを貫く。そんな彼女に親近感を抱くレベッカ・ズロトヴスキ監督は [...]
映画『HALTE』−描かれるのはモラルと真実の死 2019-08-02 舞台・映画 0 「産業に押し付けられた尺(時間)の強制は追い払うべき」と涼しい顔で言い放ち、10時間前後の映画を連発してきたフィリピンの鬼才ラブ・ディアス監督。でも安心してください、今回は4時間34分。前作『悪魔の季節』(約4時間)の時と同様に、映画ライターの間では「最近はディアスもよく短編を撮 [...]
満場一致の芸術はつまらない。 伊モダンホラーの鬼才 ダリオ・アルジェント。 2019-07-18 舞台・映画 0日曜営業 監督デビューからまもなく半世紀、伊モダンホラーの鬼才ダリオ・アルジェント。仏西部の港町ラ・ロシェル映画祭 Festival La Rochelle Cinéma(2019年7月上旬に開催)では名誉ゲストに選ばれ、初期9作品を一挙上映したばかり。これが快作・傑作ばかりで、初長編『歓 [...]
夏はヴァンセンヌの森でジャズ三昧。Paris Jazz Festival 2019-07-10 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ 今年も7月6日から28日までの土日、ヴァンセンヌの森のParc Floralでパリ・ジャズ・フェスティバルが開催される。入園料(2.5€)だけで緑に囲まれた中で楽しいジャズを聴けるのだから、パリ市民に人気が高いのは当たり前だ。税金はこんなふうに使ってほしいですよね。前半のプログラ [...]
ルーブル美術館の中庭で、屋外シネマ(要予約)! 2019-07-09 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ ルーブル美術館の中庭で屋外シネマ。ルーブルをテーマ/舞台にした映画作品(『王妃マルゴ』、『ダ・ヴィンチ・コード』)や、ルーブルに展示されている作品が登場する映画(『ミッション・クレオパトラ』)を無料で鑑賞できる。 上映の晩は、19時からピラミッドの広場がフードコートに。バーガー、 [...]
1750様限定、シャンゼリゼ屋外シネマ! 2019-06-24 舞台・映画 0 さて、暑くなってきて、いよいよ屋外上映会の季節です。7月7日はなんと、シャンゼリゼ大通りが封鎖され、歩行者天国ならぬ、シネマ天国になるというイベント”Un dimanche au cinéma” 。今年で2回目です。夜20hから。 座席数は1750しかないので、応募者 [...]