本物の少女の”声”を使ったガザ映画『La Voix de Hind Rajab』 2025-11-25 舞台・映画 0 『ヒンド・ラジャブの声』 2024年1月29日ガザ。5歳の少女ヒンド・ラジャブはイスラエル軍の攻撃を受け、車に閉じ込められた。すでに息絶えた家族の傍で、彼女は助けを求め続けた。本作はそんな実在の事件を基としたドラマで、本物の通話記録が使われている。 少女を救うべく交信を試みる [...]
第19回 キノタヨ現代日本映画祭20年の節目、女性映画人を表彰する「岸恵子賞」創設。 2025-11-10 パリで遊ぶ舞台・映画 0 芸術の秋が深まる11月。日本映画の祭典キノタヨ現代日本映画祭の季節がまた巡ってきた。2006年にパリの地で「金の太陽(Kin noTaiyo=Kinotayo)」が輝き出し今年で19回目。ただし、2020年はコロナ禍でオンライン開催だったため、映画祭の年齢で言うなら、2025年 [...]
【シネマ】 L’INCONNU DE LA GRANDE ARCHE 不当に無名な新凱旋門の設計者 2025-11-05 舞台・映画 0 タイトルの「L’INCONNU(無名の人)」は実在の建築家を指す。パリ副都心に建つグランダルシュ(新凱旋門)の設計者だが、現在、彼の名を知る人はほとんどいない。本作はこの不当に無名な人物の物語。 1982年、フランスは国家的な再開発プロジェクトに着手した。ルーヴル [...]
斬新な表現が集まる日本の無声映画特集、パテ財団で。 2025-10-08 パリで遊ぶ舞台・映画 0 「Cinéma muet japonais – Carte Blanche au NFAJ de Tokyo」 1896年、雄鶏の雄叫びとともに産声をあげたパテ社。ゴーモンに次いで、世界最古の現役の映画会社だ。昨年もピエール・ニネ主演の映画『モンテ・クリスト伯』(日本では202 [...]
【シネマ】イラン人監督の本年度を代表するフランス映画。 2025-09-29 舞台・映画 0 Un simple accident カンヌ映画祭で最高賞パルムドールに輝き、アカデミー賞国際長編映画賞のフランス代表にも選出。巨匠ジャファール・パナヒの新作は、早くも本年度を代表するフランス映画に。舞台はテヘラン近郊、言語はペルシャ語、監督も俳優もイラン人だが、製作がフランス [...]
【cinéma】パレスチナの人が何を感じているのかを、人間的な視点から知りたかった 〜『手に魂を込め、歩いてみれば』 2025-09-23 パリで遊ぶ舞台・映画 0 『Put Your Soul on Your Hand and Walk 手に魂を込め、歩いてみれば』パリ先行上映リポート 絶え間なく続くイスラエル軍のガザへの攻撃……。在仏40年のイラン人女性監督セピデ・ファルシは、メディアに届かない内側からの声を拾うべく、ガザ北 [...]
新作能『長崎の郵便配達』 2025-09-05 舞台・映画 0 今から予約! 10月9日(木)〜11日(土) 長崎で郵便配達中に被爆した谷口稜曄(すみてる)さんを、英国空軍パイロットだったピーター・タウンゼンド氏が戦後記者となって取材し著した小説。それをもとにした新作能が今秋、パリ日本文化会館で公演される。ふたりが神の姿となって現れ、国、人種 [...]
【シネマ】 カンヌでグランプリ受賞、ヨアキム・トリアー監督『Valeur sentimentale』公開中。 2025-08-29 舞台・映画 0 『Valeur sentimentale』「優しさこそが新しいパンクに」ヨアキム・トリアー監督 夏のバカンスが終わるこの時期、映画館で真っ先に見てほしいカンヌ映画祭グランプリ受賞作。監督はノルウェーとデンマークの国籍を持つヨアキム・トリアー。父と娘の関係を見届けるベルイマン&a [...]
【シネマ】ムーラン・ルージュの風車のテラスで上映会「Cinéma sur le toit」 2025-08-07 舞台・映画 0 9月10日(水)まで 毎週水曜の晩、ムーラン・ルージュの赤い水車が立つ屋根の上のバー「Bar à Bulles」で映画上映会。席数が少ないので行きたい上映日のチケットは、前週の木曜正午から予約! ☞ https://shotgun.live/fr/venues/la-machin [...]
【シネマ】マルセル・パニョルの再評価は続く。 2025-08-04 舞台・映画 0 『Merlusse』など修復作6作品公開 『La Femme du boulanger(パン屋の女房)』や「マルセイユ3部作」といった映画作品で知られる国民的作家マルセル・パニョル(1895–1974)。ジャン・コクトーのように小説家・劇作家・映画監督と、各分野で成功をおさめた [...]