第5回ランス・ポラー映画祭 黒沢清監督のオマージュ上映と無料の映画レッスン(マスタークラス)も。 2025-03-29 イベント情報舞台・映画 0 大聖堂やシャンパンなどで名高いランスは、パリから北東に150キロ。東駅から電車で約45分の中堅都市だ。ここで2020年に刑事や推理ものなどの犯罪映画を集めた映画祭 Reims Polar (ランス・ポラー)が誕生した。そう聞くとまだ新しく思えるが、ランスの前身として1982年か [...]
【シネマ】闘牛士の孤独が映り込むドキュメンタリー。『Tardes de soledad』 2025-03-27 舞台・映画 0 タイトルはスペイン語で「孤独な午後たち」の意。ヘミングウェイの闘牛に関する書物 『午後の死』から取られたようだ。だが、ガイドブック的で説明の多い文豪の本とは違い、本作は説明を潔いまでに排除。若き闘牛士の一挙一動に肉薄する。 シャツにネクタイ、その上に金の刺繍が施された衣装のア [...]
Le Printemps du Cinéma(映画の春)〜 映画が5ユーロで観られる3日間!〜 2025-03-22 イベント情報舞台・映画 0 Le Printemps du Cinéma(映画の春) 3月23(日)、24日(月)、25日(火)の3日間は、毎年恒例「映画の春」。フランス全国で新作映画70作が、映画館で5ユーロで観られます。いいお天気が続いても、人々が映画館に通うよう考えられているのだそうです。 観られる映 [...]
心踊る映画史の始まりへの旅:映画の始祖リュミエール兄弟の博物館。 2025-03-16 展覧会舞台・映画 0 Musée Lumière – リュミエール映画博物館(リヨン) フランス第二の文化都市リヨンは世界に誇る映画の発祥地。毎年秋には映画遺産の旧作に光を当てた「リュミエール映画祭」が催される。その映画祭を舵取りするアンスティチュ・リュミエールは、普段は博物館とシネマテ [...]
『 Black Box Diaries 』日本公開されない、オスカー候補のドキュメンタリー。 2025-03-11 舞台・映画 0 米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネート(授賞式は3/2)された映画『Black Box Diaries』が、いよいよフランスで劇場公開に。フランスではナント三大陸映画祭で開幕上映された後、カルカッソンヌ政治映画祭で観客賞、ビアリッツ国際ドキュメンタリー映画祭で最優 [...]
第50回セザール賞授賞式 『エミリア・ペレス』が7冠。クラピッシュの演出で視聴率も回復へ。 2025-03-02 舞台・映画 0 フランス映画の一年を振り返るセザール賞は今年で半世紀。その節目の式典が、2月28日にオランピア劇場で催された。セザールの会長はカトリーヌ・ドヌーヴに。夭折した姉のフランソワーズ・ドルレアックを偲び、女性監督に敬意を示し、セザール賞を「ウクライナに捧げる」と語り、開会を宣言した。 [...]
【シネマ】〈自然〉を切り口に宮崎駿を再発見 『Miyazaki, l’esprit de la nature』レオ・ファヴィエ監督インタビュー。 2025-02-27 舞台・映画 0 フランスは日本から遅れること3年後の2000年、アニメ『もののけ姫』が劇場公開。その後はスタジオジブリ作品が新旧入り交じり流れ込み、漫画を「第九芸術」と見なすフランス人の心を魅了した。四半世紀が過ぎた現在、その人気は幅広い層で定着している。 2024年のカンヌ映画祭では、スタ [...]
【シネマ】『The Brutalist』ファシズムから逃れ、資本主義に出会う人間の物語。 2025-02-12 舞台・映画 1 ブラディ・コーベット監督『The Brutalist』 ホロコーストをくぐり抜け、渡米する男の瞳に映るのは自由の女神像。が、この国の精神は本当に自由なのか。ベネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)と国際映画批評家連盟賞を受賞した『The Brutalist』は、ハンガリー系ユダヤ人建築 [...]
第18回キノタヨ映画祭、『あんのこと』に最高賞!役所広司、映画への思いも 2025-01-07 パリで遊ぶ舞台・映画 3 『あんのこと』はパリの地でも高評価 成熟の年を迎えた18年目のキノタヨ映画祭は、例年以上の盛り上がりを見せ、12月14日に幕を下ろした。今後はパリ・カルチェ・ラタンの名画座 Reflet Médicis(3 rue Champollion 5e)が月一回の定期上映会を開催、地方 [...]
【シネマ・展覧会】シャンタル・アケルマンの、現代アート作家としての仕事も振り返る「Chantal Akerman Travelling」展 2024-12-29 展覧会舞台・映画 0 シャンタル・アケルマン「Chantal Akerman Travelling」展 シャンタル・アケルマン(1950 – 2015)がこの世を去り、2025年で早くも10年。この間、代表作『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り』(1975年)が、2022 [...]