Les Enfants loups, Ame et Yuki 2012-10-09 舞台・映画 0 本国日本での公開から一ヵ月、早くもフランスで一般公開を迎えたのが本作。 物語は人間とオオカミのハーフの子、雪と雨を育てる母親・花の13年間の記録で、中学生になる娘・雪の回想という形で、情感たっぷりに綴られる。「子育て」という日常と「オオカミ男」というファンタジーが意外なほど溶け [...]
まるで風が運んできたような人たちを撮った映画。 2012-10-06 舞台・映画 0 ●ブリュノ・ルジャン監督インタビュー ラ・ロシェルの映画祭はシネフィル巡礼スポットの一つ。今夏ここで激賞された作品が『Les Fils du Vent(風の息子たち)』。巨匠ジャンゴ・ラインハルトの直系の息子ともいうべき、4人のロマ人ミュージシャンを追ったドキュメンタリーだ。 [...]
Through an open window 2012-10-05 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 オランダのラボ銀行が収集したラボ・アートコレクションから、40人の現代作家を選んだ。中でも面白いのが、フェルナンド・サンチェス・カスティーヨのビデオ「ペガサス・ダンス」。シュトラウスなどの音楽に合わせて2台のトラックが放水砲を噴き出して踊る。放水砲は、警察などが犯罪者・暴徒など [...]
10月のダンス 2012-10-04 舞台・映画 0 Cendrillon ●Cendrillon 〈Festival d‘automne à Paris〉の目玉は、コンテンポラリーダンスの女王マギー・マランだ。パリ各地の劇場で、日本の舞踏を彷彿(ほうふつ)させる出世作『メイB』など計7演目。リヨン・オペラ [...]
オゾンは映画の達人だ。 2012-10-02 舞台・映画 0 教師と生徒、高校の国語(つまりフランス語)教師のジェルマン(ファブリス・ルッキーニ)と作文に秀でた生徒クロード(エルンスト・ウモエー)の倒錯的な関係と危険な遊戯。いかにもフランソワ・オゾン好みの主題だ。ジェルマンは作家志望だったものの自分の才能の限界を見極めている [...]
Jungjin LEE 2012-10-01 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 Courtesy : Galerie Camera Obscura ソウル大学で陶芸を学んだ後、独学で写真を始めた在米韓国人写真家のフランス初の個展。ロバート・フランクのアシスタントだったこともある。韓国の紙を使った大画面の白黒写真はミニマリスムの極み。静かにそこに [...]
男性だけのコミカルなバレエ 2012-09-10 舞台・映画 0 トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」 あでやかなコスチュームに身を包んだ、筋肉ムキムキのバレリーナたち…。そう、古典バレエをパロディで演じる男性バレエ「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」が、パリにやってくる! 4幕からなる構成は、魔法使いと王子がオデット姫 [...]
Histoires de voir, Show and Tell 2012-09-04 イベント情報パリで遊ぶ展覧会 0 ©Jangarh Singh Shyam ブラジルからは素朴な木の彫刻。ハイチからはブードゥー教の旗。インドのゴンド族の世界観を描く絵画。世界を感じ、それを表現するということ。世界中から集められた50人の作品約500点。芸術とは何かを問い直させられる。10/21迄(月 [...]
映画がとらえた日本 2012-09-03 舞台・映画 0 会館15周年特別企画 作品選定ディレクター、ファブリス・アルデュイ二さんインタビュー ●何はともあれ、大事なのは「生命」。 エッフェル塔のふもとで日本文化の伝道師となり早15年。パリ日本文化会館は、新旧織り交ぜた150本の邦画とともに15周年を祝う。5月から始まった大型企画の第 [...]
反骨精神を貫く姿に感銘した。 『死刑弁護人』 2012-09-01 舞台・映画 0 夏を日本で過ごしました。せっかくなので邦画をいっぱい観ました。ガツンときたのは齋藤潤一監督『死刑弁護人』。安田好弘さんという、誰も引き受けたがらないような死刑事件を引き受ける弁護士の生き様を追った東海テレビ製作のドキュメンタリー。冒頭「マスコミは嫌いだ。マスコミは強者。マスコミ [...]