ドイツ17世紀の音楽 2013-10-31 コンサート 0 バッハの一世代前の作曲家、ブクステフーデとフローベルガーを最近よく聴いている。彼らの音楽からは、バッハほど抽象的になる前の響きや、オルガン曲でも歌が素直に流れてくる瞬間がある。彼らの、滅多に聴くことができないヴィオラ・ダガンバと通奏低音のためのソナタが演奏される。ヴィオラ・ダガ [...]
【演劇】1920年代の伝説的カップル 2013-10-30 舞台・映画 0 ジャズ・エイジ、狂乱の時代とよばれた1920年代の伝説的カップル、ゼルダとスコット・フィッツジェラルド。スコットはゼルダに小説の主人公たちの幻影を求め、彼女の奔放さと気紛れを愛した。二人と、ニューヨーク、パリ、そして南仏で交流し、彼らが栄光から破たんへの道をたどる様子を観察して [...]
Raw Vision-25ans d’art brut 2013-10-10 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 1989年にロンドンで創刊された民衆芸術の雑誌Raw Visionに掲載された、世界各地の81人のアーティストの作品。アール・ブリュット、アメリカン・フォークアート、ヴィジョナリーアートが含まれている。澤田真一のとぼけた表情の陶製の怪物、霊に導かれて描くマッジ・ジルのペン画など [...]
Raphaël Personnaz (1981-) 2013-10-10 舞台・映画 0 「ドロンの再来」と称される甘いマスクで、女性観客を魅了するラファエル・ペルソナ。だが「自分以外のすべてを演じたい」と語る彼は、ドロンよりも熱い役者魂を持つ。今月公開のニコラ・バリー監督『Au bonheur des ogres』では、デパートの苦情担当者に扮して、作家 [...]
Georges Braque (1882-1963) 2013-10-09 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 ピカソと共にキュビスムを創始したブラックの大回顧展。20世紀美術の大スターになったピカソに比べると地味なブラックは、キュビスム後も新しい方法を試し、自分の芸術を追求していった。初期のフォーヴィスムの作品からキュビスムを経て、コラージュを使った静物画に移行する。晩年は具象の風景画 [...]
Marta María Pérez Bravo ”Esprits de corps” 2013-10-07 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 メキシコ在住のキューバ人写真家が撮った身体を素材にした作品。キューバの民間信仰サンテリアやメキシコの民間信仰がインスピレーションの源。仮面とフュージョンした顔、指先が細い枝になっている手、傷あとのある木彫りの人形と重なった女性の体などから、憑依(ひょうい)される身体、交霊する身体 [...]
戯曲『おばけ列車』 2013-10-02 舞台・映画 0 ヒッチコックが1935年に監督した映画作品『39階段』の舞台化を数年前に観た時に、一つの完成された作品が前例としてある場合、それを再度掘り出して独自の作品とする新しい作家たちの苦労は相当なものだと実感した。 その『39階段』を笑いと共に風通しをよくしつつ舞台化したエリック・メ [...]
Horizons latino-américains 2013-10-02 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 シュルレアリスムとその周辺の作品を専門とする画廊が、ラテンアメリカ出身の作家を特集している。キューバ人画家、ホアキン・フェレール(1929-)の風通しの良い抽象画が心地よい。 10/19迄。 Galerie Les Yeux Fertiles : 27 rue de Sein [...]
パリ市近代美術館、常設展改装 2013-10-01 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 6月27日から、フランス内外の近代・現代美術を集めたパリ市近代美術館の常設展の展示方法が変わった。フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ、ダダとシュルレアリスム、ニューリアリズムなど、時代や運動ごとに展示室が分けられ、それぞれの動きにわかりやすい説明がつくという教育的配 [...]
本年度パルムドール受賞作。 『アデル、ブルーは熱い色』 2013-10-01 舞台・映画 0 カメラは主人公のアデル(アデル・エグザルコプロス)に密着し、彼女から、そして彼女の視点から離れることはない。ごく普通の高校生の暮らし…学校、家庭、ボーイフレンド…。ある日アデルは街で見かけた青い髪をした女性に惹かれる。恋の始まりだ。アデルはついに彼女、美 [...]