画家たちの息遣いが伝わるバルビゾンへ 2022-03-28 アート芸術パリから行ける街 0 バルビゾンは、美術の教科書でミレー(1814 – 1875)の「晩鐘」に触れた人にとって、一度は行ってみたい場所ではないだろうか。フォンテーヌブローの森の端のほう、19世紀「バルビゾン派」の画家たち集った村だ。 直行の公共交通機関がなく、パリから電車とタクシーを乗り [...]
知られざるデュフィに出会う、「デュフィとパリ」展。 2021-08-09 アート芸術 0日曜営業パリ18区 デュフィ展はさんざん見てきた、と思っている人も、モンマルトル美術館の本展で「こんなデュフィは見たことがない」と感じるのではないだろうか。実は(羽)もその一人。故郷ノルマンディーの海辺の町を描いた風景画で知られているが、ここにはパリを扱った作品しかない。 ラウル・デュフィ(187 [...]
ゴッホ遺作「木の根」場所断定の写真。 2021-07-29 アートパリから行ける街 0散策 昨年、画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(1853年3月30日 – 1890年7月29日)が自殺をはかる数時間前に描いた「木の根と幹」の場所が確定されたことが話題になった。ゴッホ・インスティチュートの研究者ヴァウター・ヴァン・デア・ベーンさんがロックダウン中に、「木の根 [...]
ブルス・ド・コメルス美術館オープン。 2021-06-01 アート 0 パリの新名所 – ピノー財団コレクションを展示 文化施設がいっせいに再開したパリ。待望の「ブルス・ド・コメルス」もついにオープンした。19世紀の歴史的建造物である旧商品取引所を建築家、安藤忠雄氏が改修設計した新しい美術館。実業家フランソワ・ピノー氏が40年間にわたり [...]
パリ・ジュンク堂書店 2020-11-16 アートおすすめスポット本ショッピングおすすめ 0#RestezChezVous#おすすめ オンライン通販サイト「https://www.junku.fr/」は通常通り営業中!続々と話題の図書を入荷中です。 プレゼントにぴったりな素敵な文具や雑貨もたくさん、もちろん、来年のカレンダーやアジェンダも充実の品揃えです。 フランス国内はもちろんのこと、広くヨーロッパ全域にも [...]
ヴィクトール・ブロネール 「私は夢、私はひらめき」 2020-10-04 アート 0 今秋始まった美術展のうち、一番インパクトが強かった展覧会だ。 ブロネール(1903-66)は、ルーマニア生まれのユダヤ人で、美術学校に入ったが、アカデミックな授業が合わず退学。1925年にパリに来て1年間滞在した。 [...]
「霊よ、おまえはそこにいるのか?」 2020-09-18 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 9世紀半ば、ヨーロッパの人々は神秘的な事象に惹かれ、霊を呼んでお告げをもらうことが流行った。20世紀になってもブームは続き、実践者の中から 「画家になれ」という霊の声を聞いて絵描きになる人も出た。北仏出身のこの3人の共通点は、それまで美術とは無縁な生活を送っていたことだ。オーギュ [...]
Fuji, Pays de neige|富士山、雪国。 2020-09-05 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 北斎や広重が描いた富士と、川端康成の小説『雪国』を2つの柱にして、富士と雪景色をテーマに7月に始まった展覧会が秀逸だ。ギメ美術館の所蔵品から、江戸から大正時代までの錦絵、肉筆浮世絵を主に展示している。富士には構図の面白さ、意外さで見せる作品が多い。歌川広重(初代)の「深川洲崎十万 [...]
ボルドー特集〈番外編1〉ル・コルビュジエの「ペサックの集合住宅」を見学に。 2020-08-25 アート 0散策 ボルドー近郊ペサックで、ル・コルビュジエ(1887~1965)の建築が見られるというので、市役所のサイトから予約をした。行ってみると写真で見ていた通りのミントグリーンと茶と白、水色が基調の建物が並んでいる。52棟あるうち、一棟は内部を見学できるようになっている(私たちが行った日 [...]
親密派とスーパーリアリズム。オランダ現代版画の作家ふたりの展覧会。 2020-08-13 アート 0日曜営業パリ7区 世界でも有数のデッサンと版画のコレクションを有するとされるパリの「クストディア財団」(旧オランダ文化センター)。今回、コロナのため中断された3つの展覧会を9月6日まで延長した。その中から作風が対照的な現代オランダ人版画家の個展をふたつ紹介しよう。 Anna Metz ̵ [...]