A・ポッターが歌う、、ヴィヴァルディ“Nisi Dominus” 2021-09-20 音楽 0パリ8区 Alex Potter “Nisi Dominus” バロック音楽の作曲家ヴィヴァルディは、600曲以上の協奏曲や50曲以上のオペラなど、親しみやすく美しい旋律にかけては他を寄せつけなかった。カトリック教会の司祭でもあっただけに、『グローリア』、『スターバト・マーテル』といっ [...]
CD |Jacob Desvarieux “Yelele” 2021-09-12 音楽 0 80年代はじめ、カリブ海に浮かぶグアドループ島から「ズーク」という名の強力ハリケーンがフランス本土に上陸する。ズークは、クレオール語の民謡やグアドループ特有のグウォ・カという太鼓のリズム、アフロキューバンやロックやソウルなどがフージョンした音楽だ。そのハリケーンの目が1979年 [...]
ジャドラン・ダンカム奏でるバッハのリュート曲集を聴く。 2021-08-06 音楽 0 Jadran Duncumb“J.S.Bach-Works for Lute” 夜がふけて、リュートの音楽を聴くと、疲れがスッとひいて、心におだやかさが戻ってくる。リュートは、ギター同様に撥(はつ)弦楽器で、ルネサンス時代には独奏あるいは独唱曲の伴奏として活躍。バロックになって [...]
この夏、サン=サーンスを聴く。 2021-07-30 展覧会音楽コンサートイベント 0読者プレゼント特集記事 19世紀のスーパースター、サン=サーンス没後100年 2021 – Le centenaire de la disparition de Camille Saint-Saëns (1835 – 1921) サン=サーンスは19世紀のマイケル・ジャクソン」と、サン= [...]
オリヴィエ・メシアン『世の終わりのための四重奏曲』 2021-07-20 音楽 0 Olivier Messiaen “Quatuor pour la fin du Temps” フランス人作曲家オリヴィエ・メシアンは、1940年にドイツ軍の捕虜となり、1941年2月までゲルリッツ収容所に収容された。この収容所では音楽家が優遇されていて、メシアンは捕虜の義 [...]
Shai Maestro 2021-07-10 音楽 0 イスラエル出身のジャズピアニストが国際的に大活躍している。ヤロン・ヘルマン、オメル・クライン、オムリ・モール、シャイ・マエストロ…。 ぼくのお気に入りは、今年34歳のマエストロ。素晴らしいベーシスト、アヴィシャイ・コーエンのトリオの一員として注目を浴びたあと、ベースのホルヘ・ロ [...]
節度のきいた明るいピアノの音色:クリスティアン・ツァハリアス 2021-06-18 音楽 0パリ8区 シャンゼリゼ劇場で、今年で72歳、ピアノ界の巨匠グリゴリー・ソコロフ(16歳でチャイコフスキー国際コンクール優勝)のコンサート! あわてて予約を入れてみたけれど、すでに全席売り切れ。 でも23日には、ドイツ生まれの名ピアニスト、クリスティアン・ツァハリアス(ザカリアスの表記も) [...]
世界レベルの大スター、アヤ・ナカムラ。 2021-06-08 音楽 0 フランスだけでなく世界で今、フランス語で歌う歌手で一番人気があるのは、アヤ・ナカムラ。1995年マリの首都バマコ生まれで本名はアヤ・ダニオコ。少女時代に両親とパリ郊外に移住し、10代後半から自分の詞に曲をつけるようになる。2015年、YouTubeにアップした『Brisé』がビ [...]
ウェイラー他界、彼の名盤を聴く。“Blackheart Man”ほか 2021-04-09 フランスを知る音楽芸術 0 1963年、ジャマイカ、キングストンの下町トレンチタウンで音楽仲間だったボブ・マーリー、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュが集まってウェイラーズが誕生。1972年には英国のアイランド・レコードと契約し、“Catch a fire”、“Burnin’”という傑作でメジャーデビ [...]
Angèle “Brol” 2021-03-20 音楽 0 Angèle “Brol” 2019年カンヌ映画祭の開会式で、アンジェルは「je suis une maison vide sans toi♪~(あなたのいない私は空き家のよう…)」と歌いだす*。アニエス・ヴァルダの名作『5時から7時までのクレオ』の中で、主人公が歌うミシェル・ [...]