ホテル客室清掃から、国民議会へ 〜 ラシェル・ケケさん。 2022-06-08 インタビュー 0 国民議会に「多様性の風」。 「投票しないのは、自分と同じような意見の候補者がいないから」。選挙のたびにメディアが紹介する棄権者の声。 「政治家なんてブルジョワ家庭出身者ばかり。国民の生活苦などわからない。誰が当選しようが同じ」という諦めの心情だ。議員名簿を見れば、男349人、女 [...]
【私の越境物語】セレスト・ガイヤーさん 2022-06-01 インタビュー 0私の越境物語 1990年代にフランスに移住し、もう日本名を名乗る機会もほぼなくなったというセレスト・ガイヤーさんは、パートナーとともに劇団を運営して17年。そろそろ退職後の生活も模索し始めた昨今、フランス国籍を取得した。 O: なぜフランスに?C: 仏文学を専攻していた大学時代に1ヶ月間パリ [...]
日仏女性劇団セラフ(Séraph)代表 岡田小夜里さん 2022-05-02 インタビュー 0PROのプロフィール パリを中心とした地域に暮らす日仏の女性たちからなる劇団セラフは、今年設立30周年を迎えた。6月に控えた 「川端の女たち」の公演を前に、創設時から代表を務める岡田小夜里さんに、何が彼女を劇団の運営と芝居の道に突き動かしているのか話を聞いた。 きっかけは自分の成長のため 岡田小夜 [...]
【私の越境物語】抽象画家・トモコ・カザマ=オベールさん 2022-05-02 インタビュー 0私の越境物語 1975年、「若気の至り」で日本を飛び出してパリにやってきたという抽象画家・トモコ・カザマ=オベールさん(77)は、その1年後に今のご主人と出会い結婚。フランス国籍を得た。以降47年にわたり、フランスを中心としたヨーロッパで創作活動を続けている。 O : フランスにいらっしゃっ [...]
いつか11区で、クラシックなビストロを開きたい。 2022-04-25 インタビューフランス料理レストラン 0日本人シェフ 中川あい子さん(40歳) 11区、オベルカンフ界隈。中川あい子さんがシェフを務めるL’Acolyte de l’insoliteは、昼夜を問わず、流行に敏感な地元っ子で賑わっている。 フランス料理を志したのは、子供の頃の経験から。「地元のフランス料理店 [...]
私の越境物語(1)ルマン市 日仏友好協会会長のHさん 2022-04-10 インタビュー 0私の越境物語 ルマン市 日仏友好協会会長のHさん パリから南西200kmに位置するルマン市の日仏友好協会会長のHさん(68)は、1977年にロンドンに短期語学留学した時に、ご主人となるフランス人Pさんと出会う。2年後にはPさんの住むパリに移住、翌年結婚。その後2人の息子さんに恵まれ、現在では [...]
パリ・ジュンク堂書店 代表管理者 サミュエル・リシャルドさん 2022-04-01 インタビュー 0インタビューPROのプロフィール パリ・ジュンク堂書店 代表管理者サミュエル・リシャルドさん フランスにおけるマンガブームが続く一方、コロナ禍の影響で拍車がかかった通販利用や、電子書籍の需要の増加による「紙離れ」が危惧される本屋業界。今年開業45周年を迎えるパリの日本書店JUNKUDOはなぜ磐石なのか。店を管理 [...]
「仕事の動作すべてが、コンクールにつながる」ソムリエール、細川聖香さん。 2022-01-30 インタビュー 0日本人シェフ 細川聖香さん(ソムリエール 39歳) ワインに関するテイスティング能力と知識を競う「ルイナール・ソムリエ・チャレンジ」。シャンパーニュのメゾン、ルイナールが主催し、世界13カ国で開かれる競技会だ。2021年度フランス大会では13人のソムリエが参加。優勝したのは、日本人の細川聖香 [...]
先生はフェミニスト。 2020-09-17 インタビュー 0日本が好きなフランス人 絵本作家 デルフィーヌ・ボーヴォワさん ごく幼い頃から性別による色眼鏡で見られてしまう子どもたちに向かって「お人形さんやらスーパーヒーローになる必要はない。君は君のままでいい」と説くのは、小学校教員で絵本作家のデルフィーヌ・ボーヴォワさん。小さな女の子に押しつけられるステレオタ [...]
身体表現でつなぐ記憶。振付師 トマ・ルブランさん 2020-03-18 インタビュー 0日本が好きなフランス人 「祖母は私が幼いころ、いつも寝る前に話をしてくれました。対独レジスタンスの人たちをどうかくまったとか、ユダヤ人の境遇など…。祖父もレジスタンス闘士だったので、戦争体験は彼らの人生そのものだったんですね。人が人を破壊すること、戦争のこと、とくと聞かされました」と語るトマ・ルブランさ [...]