今月のチーズ:Mothais 2017-03-02 チーズを選ぶ 0 これから少しずつヤギ乳チーズがおいしくなってくる。直径10センチ、高さ3センチくらいのモテは、ポワトゥー地方で、古くから作られてきたヤギ乳チーズ。湿り気を吸うように最初はクリの葉の上で、3週間ほど熟成される。チーズ屋で求めたものは、皮がほとんどできてなく、べとつく感じ。身は真っ [...]
今月のチーズ:Stilton 2017-01-24 チーズを選ぶ 0 イギリスでノエルの食卓に出てくるチーズといえばスティルトン。古くから英国中部で作られてきたブルーチーズの名品。2カ月以上熟成された、直径20センチ、高さ30センチくらいの大きなチーズだが、Marks & Spencerなどでは、小さく切られて売られている。青かびが均等に混 [...]
今月のチーズ:Maroilles 2016-12-16 チーズを選ぶ 0 この匂いでひるんではいけない。チーズ好きは、期待で目を輝かす。ベルギーに近いノール県の修道院で10世紀くらいから作られていたウオッシュタイプの名品マロワルは、アンリ4世の好物だったという。塩水で磨かれた皮はつやつやしたオレンジ色。むっちりとした身には適度の塩味があり、ゆっくりとか [...]
今月のチーズ:Faisselle 2016-11-23 チーズを選ぶ 0 牛乳を乳酸や凝乳酵素で固めた後に、柳の木や陶器、プラスチック製の水切り器で乳清(にゅうしょう)をのぞいただけの熟成させないチーズがフレッシュチーズfromage à pâte fraîcheだ。朝市で酪農業者が売っているものが手に入ったら最高だが、スーパーでもさまざまな大きさの容 [...]
今月のチーズ:Fourme d’Ambert 2016-09-26 チーズを選ぶ 0 フルム・ダンベールは、オーヴェルニュ山地で放牧されている牛の乳から作られるブルーチーズの名品。青カビが注入されてから、2、3カ月かけて熟成される。直径10センチ、高さ20センチ以上の円筒形で、それを好みの厚さに切ってもらう。若いものは身にむっちりとした弾力があってクリーミーだが、 [...]
再会の友とのアペロに。絶品チーズとワイン!(1/2) 2016-09-10 チーズを選ぶ 0 「バカンスどうだった?」そんな話に花を咲かせるアペロの機会が続くこの時期、ホームパーティーならとっておきのチーズとワインを持参して、友人を喜ばせよう。 パリ市内に3店舗あるLaurent Duboisは、各店舗に熟成庫を設けていて、種類に合わせて温度や湿度も調整しているので、それ [...]
今月のチーズ:Camembert de Normandie 2016-07-17 チーズを選ぶ 0 チーズ好きの友人がやって来る。「fait à cœur (芯まで熟成しているもの)」と念を押し、カマンベールを1個買ってきた。ほかのチーズは無用。ナイフを入れると、切り口から身がトロトロと流れるよう。「C’est génial!」と声が上がる。その身をたっぷりパンにの [...]
6月のチーズ:Claquebitou 2016-06-16 チーズを選ぶ 0 ブルゴーニュ産というクラクビトゥーというチーズを買ってきた。ソーヌ・エ・ロワール県などで作られているヤギ乳チーズで、アンドルエ氏のチーズ本によると、ニンニクやハーブ入りのフレッシュチーズとあるけれど、これはきちんと熟成されたもの。皮は灰緑色のカビに覆われオレンジ色がかっている。 [...]
Soumaintrain 2016-05-19 チーズを選ぶ 0 チーズ屋にスマントランが並んでいた。やはりブルゴーニュ地方産で、名高いエポワース同様、ウォッシュタイプで古くからあるチーズだが、AOCをもらってないこともあってあまり知られていない。4年ほど前に、このチーズを探しにサンスという町に取材に出かけたくらいだ。買ってきたものは食べごろ [...]
今月のチーズ:Coulommiers 2016-04-21 チーズを選ぶ 0 熟成が進んで白カビは軽く褐色がかり、明るいクリーム色の身がとろりっとしていて、見ているだけでもチーズ好きにはたまらない。イル・ド・フランス地方のクロミエ市近郊で、中世から作られている牛乳チーズで1878年の万博で大評判をとったという。1個500グラム以上あり、同じ白カビチーズのカ [...]