作風と人柄が見事に一致。”Mondrian/De Stijl” 2011-02-01 アート 0 オランダ人抽象画家ピエト・モンドリアン(1872-1944)と、彼がオランダでテオ・ファン・ドースブルフと1917年に創刊した雑誌「デ・ステイル」を中心とした美術・建築という、関連性がありながら異なる二つの展覧会を一つにしたものが、ポンピドゥ・センターで開催されている。 (羽) [...]
マンシェットとタルディとの出会い 2011-02-01 本 0 ●Manchette-Tardi “La Position du tireur couché” アメリカのハードボイルド小説の影響を受けながらフランスで生まれたロマン・ノワール。ジャン=パトリック・マンシェット(1995年52歳で死亡)は、7 [...]
マンシェットとタルディとの出会い 2011-02-01 本 0 アメリカのハードボイルド小説の影響を受けながらフランスで生まれたロマン・ノワール。ジャン=パトリック・マンシェット(1995年52歳で死亡)は、70年代初めに登場し、この分野を一新した。極左の立場を貫きながら、パリやパリ郊外を舞台に、腐敗した警察、政治家たちも登場させながら、行き [...]
すでに抽象画に近い写真。”Saul Leiter” 2010-12-01 アート 0 写真月間の写真展の中で、ほかは差しおいてでも紹介したいのが、このソール・ライター展だ。 2008年の1月から4月まで、パリのアンリ・カルチエ=ブレッソン財団(FHCB)で、ソール・ライター展が開催された。このときは、オヴニーの同年2月1日号に「絵画性が強く、ボナールとヴュイヤー [...]
薩めぐみ 2010-12-01 シャンソン 0 ★★★★ Mégumi Satsu フランスに在住していたシャンソン歌手、薩めぐみが10月に他界した。昨年リリースしたアルバム『Après ma mort』は、彼女がファンに遺した鎮魂歌。最初の曲『Bornéo nouba』では、東洋的な [...]
作者の人柄の良さと品性が伝わってくる。 2010-10-29 アート 0 “Heinrich Kühn” オルセー、ウィーンのアルベルティーナ、アメリカのヒューストン美術館が、一般にはほとんど知られていない写真家、ハインリッヒ・キューン(1886-1944)の回顧展を共同企画した。 作者の一貫した真面目さと人柄の良さ [...]
バルバラの歌をピアノの弾き語りで歌う 2010-10-29 シャンソン 0 ★★★ Isabelle Vajra バルバラの歌をピアノの弾き語りで歌う若手の第一人者、イザベル・ヴァジュラ。新スペクタクル”Brel Nougaro” が好評だ。世界中で愛されている偉大な歌手ジャック・ブレルの作品と、これまたフランスが誇る、ジャズの影 [...]
光、風、時、水への「目」”Monet” 2010-10-01 アート 0 油彩200点を集めた大がかりなモネ展が始まった。モネに対して持っていた印象がブレない、安心して見られる展覧会である。それだけに、あまり大きな期待を抱いていくと、ハッと驚くような部分がなくて、これだけか、と思うかもしれない。 けれども、行っただけの収穫はある。まず、アメリカ、オー [...]
夏の終りをしのぶ「熱い大陸」アフリカの音楽 2010-09-01 音楽 0 ●AWADI “Présidents d’Afrique” 夏の終りをしのぶなら、やっぱり「熱い大陸」アフリカの音楽。今年フランスからの独立50周年を迎えたセネガルに敬意を表して、同国のラップ音楽の創始者=ディディエ・アワディの最 [...]
モネと抽象。 “Monet et l’abstraction” 2010-09-01 アート 0 © musée Marmottan, Paris Bridgeman Giraudon 今年は、モネのファンには嬉しい企画展が続く。9月22日からグランパレで大回顧展、その前が、このマルモッタン美術館での展覧会だ。またモネか、と言わずに覗いてみるといい。 [...]